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▼ピタゴラスイッチさん、こんにちは。
中学受験は、定型のお子さんでも負担が大きいと思います。
お子さん自ら私立を受けたいという強い意思がないと、受験のストレスが原因でしょうか、合格・入学後も勉強面・進路面で逆に厳しくなっていくお子さんを見受けます。
親主導だとどうしても中学受験で燃え尽きてしまうお子さんは少なくないようです。
あくまでも定型のお子さんの話ですが、私の周囲では公立中から進学したお子さんのほうがそこそこの高校・大学に入学する子が多い気がします。
定型のお子さんなら、中学生ぐらいになると自覚を持って勉強できるようになるし、回りも受験モードに入りますから、自然に気持ちが入っていきやすいのかな?と思います。
小学生の時代は学力に問題ないのなら学力面よりもソーシャルスキルを上げることに力を入れたらいかがでしょうか。
中学生になったら、発達障害児でも今ほどは素直に大人のいうことを聞き入れられなくなっていくのが自然な発達ではないでしょうか。
個人的には、療育的なことはできればなるべく小学校のうちにすませておきたいと考えています。
中学受験そのものがストレスになりそうな気がしますし、療育面から見たらマイナスになる可能性もあるように思います。
ストレスにならない程度に勉強して無理しなくても入れるところに入れればよいと考えられるのなら、また話は別ですが…。
中学校生活は、公立でも私立でもそれぞれ苦労はありそうな気がします。
ただ、やはり発達障害の傾向のある子は公立に行く子が多いでしょうし、今後発達障害児への対応もよい方向へ進んでいく可能性もありますから、公立も捨てたものでもないように思いますが…。
ウチの小4の息子の場合、学力の面での問題が大きいですが、進学予定の公立中が荒れてないということもあり、公立中への進学への不安はあまりありません。
むしろ私立のほうが発達障害を配慮してくれないケースもあるでしょうし、その辺は今のうちから事前によく調べておいたほうがいいと思います。
ただでさえ、普通に生活しているだけでもストレスを受けやすい発達障害児、自ら受験したいと言い出さない限りは、受験そのものがまずストレスが大きいでしょうし、入学後の精神状態にも影響してくると思います。
学力の高いお子さんのようですので、もう少し様子を見られてもいいのではないでしょうか?
塾は優秀なお子さんを集めて合格させて実績を上げられればそれでいいのではないでしょうか。
やはり商売ですもんね。
その辺は割り引いて冷静に判断されたほうがいいと思います。
お子さんの将来のことを一番に考えられるのは、やっぱり親だと思います。
親御さんもお子さんもそれほど乗り気でないのなら、とりあえず進学予定の公立中学の情報・私立中の情報を調べたりして、どちらに進ませるのがお子さんにとっていいのか、時間をかけてできるだけ慎重に検討されたほうがいいかと思います。
いろんな親御さんを見てると、一度中学受験の軌道に乗ってしまうと、これだけお金をかけたんだからとかもう少し上を狙えるはずだとか、親御さん自らが受験モードに巻き込まれて、お子さんに無理を強いているように見える場合があります。
そうなってしまうと、そこから冷静になって、公立中に進学させようと冷静に方向性の転換を決断できる親御さんは少ないように思います。
とりあえず受験させてみようではなく、その前によく考えて、結論を出したほうがいいように思います。
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