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▼バーバママさん:
>世界仰天ニュースでアスペルガーの女性<、参考になりましたか?バーバパパは見ましたか?
>理解して私が過ごしやすくなりたい… ことあるごとに娘と主人の言動に気分の波を荒らされます。穏やかにすごしたいです。
そうですね、誰でも穏やかに暮らしたいものですよね。
ASは、表情など非言語系から伝えられる感情などの受信能力が低い。私がこれに気付いたのは、6歳のときです。唖然としましたよ。大好きな母ちゃんの気持ちがわからないんだ、俺は。と気付いたときは、ああ、俺って壊れていると思いました。
母親や父親が自分を大事に思っているというのは判りましたよ。けれど、今の感情は感じ取れない。家族なら、それでもやっていける、我がままと言われても、6歳の子供だから、程度が知れている、やっていける。
問題のは、学校。クラスの級友たちの、今の感情は感じ取れない。定型の方に判りやすく伝えるとすれば、みんな、白塗りの同じ仮面をつけているように感じる。それが、突然怒り出す、意地悪を言う。とても怖いでしょう。保育園や小学校からよく逃げ出して、自宅に帰ってきたそうです。それで、学校では、自分を出さないようにしていた。その方が、穏やかに過ごせるから。居ても居なくてもわからないと先生に言われました。
そのうち年齢が上がるにつれ、山田はこういうやつ。斉藤は、佐藤はと頭の中に、バーチャル・学級がやや精密にできてくる。それで、現実に対応するようになる。それでも、今の感情は感じ取れないから、上手く周囲に合わせることができない。それで「協調性がない」といつも通信簿に書かれていた。
言語性優位のASは、共感できないことからくる不安を、理屈・理論のバーチャル・ワールドを築くことで沈静化させようとする。だから、そのバーチャル・ワールドに固執する、その方が、穏やかに過ごせるから、それ無しでは不安の奈落に落ちてしまうから。
言語性優位のASのバーチャル・ワールドの特徴の一つは、理屈・理論でできている。外食で何を食べるかにまで、例えばラーメンを選べば、そのラーメンにした一応の理屈が付いている。適当というのができません、困難。マイ・ルールが強固にあります。
家族で特に問題になる、私の場合トラブルになったのは、家族は自己同一視の対象だから、AS者の独特のマイルールを家族も自分同様にルールとしていると見做す。家族のマイルールからに逸脱もASバーチャル世界を不安化させるから、それを除こう、鎮圧しようとする。理屈・説得や不機嫌さ、直接的力などを行使して、家族にマイ・ルールを強制しようとします。
これらは、配偶者や子供ら家族の側から見れば自律性(Autonomy)に基づく自己決定権の無視であり、人間として尊重されていないと感じさせることです。バーバパパは、配偶者である貴女との間は無論、3人の子供たちとの間で、マイ・ルールの強制でトラブルを抱えることが心配です。
この強制をASは、善意でやってしまう。ルールに従っていないのだから、躾付けるつもりで、本人のためを思ってやっていることに主観的にはなる。客観的にはDV行為、子供の虐待行為と判断されることをやってしまうことがあります。
例えば、車で人に怪我をさせた。主観的に傷つけようと思って故意にやれば、傷害罪。そうでなければ、事故か業務上傷害です。社会的扱いが全く違います。
1.ASは主観的には善意で、配偶者や子供を傷つけようと言う故意性はありません。
2.また、ASは他者、たとえばバーバママやお子さんからみて自分・バーバパパがどう見えているか、考える、想像することが苦手です。
3.特に、家族を自己と同一視していますから、自分バーバパパと他者バーバママやお子さんでは感じ方や見え方が違うと言うことを発想できない、思いつかないところがあります。
>私の腕を噛んで痣を作ってくれた<という例からは、バーバママ以外にやったら、確実に傷害罪ですから、バーバパパは何でもバーバママは100%受け入れてくれる、自己同一視が根底にあると感じます。この感覚、対人感覚は例えば「家族なら社会通念も、道徳心も、配慮もない言動を受け入れるものだ」といった、考えにまで先鋭化することもあります。本人も他人の口から聞いたら「変だ」とおもうのだけど、自分の言動がそうだとは気付かない。
3つ4つの子供が、ママの馬鹿と泣きながらお母さんを叩いている光景は珍しくはありません。3つ4つだから親も痛さに耐えられる。が、同じ心持で、30、40歳の成人が叩いたら大怪我です。他人がやっていたら止めに入るが、自分がやる分には判らない。お馬鹿なAS脳。
2.と3.は、AS脳の天然の働き方です。AS、私とて配偶者や子供たちの笑顔を見たい、その気持ちがあるからこそ、遊びに一緒に行くとか様々な働きかけをする。しかしAS脳の天然の働き方、2.と3.から結果的に配偶者やお子のことを考えていないような言動をとってしまう。自分の一番大切な人たちを傷つけてしまう。自分の思いを裏切ってしまう、このAS脳。
私にとって、俺って壊れていると6歳に自覚したことがASとわかりそれで調べて、他の人の話や本などから、このような自分のAS脳の特性を自覚できましたが、バーバパパにとって、「診断すればアスペルガーの傾向はあると思う」というのはどう受け取られているのだろう??
それで、私は自分の人生をAS脳に振り回されてはたまらない、自分の思いを裏切ってしまう、このAS脳の特性をどうしようか?ASのバーチャル・ワールドは無くせない。バーチャル・ワールドを常に作り変えていく、他者はどんな考え、気持ちなのか常に更新していく、 >必要なのは、バーチャル・バーバママの更新です。<が今のところの回答です。
つづきます。
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