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まいごママさんへ
はじめまして。
>アスペルガーで療育に通っているお子さんが知り合いにいます。
私にも、ASの子供さんの保護者友達が居ます。
>アスペルガーについては、ネットでも色々なサイトを見つけ
>以前よりは理解できるようになりました。
私もそうです。医師や本からよりも、当事者の方のブログや掲示板の方が、ずっと現実的に理解しやすいと感じています。
>でも、本人、家族、教師などに向けたサイトはけっこうあったのですが
>それ以外の周囲の人間の対応の仕方を教えてくれるサイトが見つかりません。
全く同感です。当事者でもなく、その家族でもなく、仕事上の関わりから義務や責任が発生している、という訳でもない・・・けれど友人として、仲間としてのかかわりはある。
できたら、もっと理解したいし、良い関わりをしたい、と思えば「周囲の者はどうしたら良いかの指南」を求めますよね。
>今後、自分の子どもと学校でも部活でも一緒に過ごすことになる
>相手との親子での付き合い方、接し方を知りたいのです。
>子ども同士がうまくいかない時や、
>相手の親御さんが(多分お子さんのことを思うあまり)攻撃的になったり
>そういう時に、どうやって付き合っていったら良いのか、
>そのヒントや経験を語ってくれるようなサイトがありましたら
>ご紹介願えないでしょうか?
>よろしくお願いします。
まいごママさんは、お子さん同士の関係や、保護者同士の関係性に心痛むことがあったので、ご自分は出来るだけ平等感覚を持ち、自分だけの理解に留めず、1親子に対してこちら側複数の「橋渡し」も出来れば、とお考えになっているのではないでしょうか?
もし、そうであれば・・私も同じ経緯がありました。
私個人の経験を申しますと、そのお子さんへの理解や対応より、そのお母さんへの対応が難しかったです。
お子さんの性格や特性にもよるでしょうが、そのお母さんの性格(客観性や受容感)や家族の関係性や、それまでの被害感情や、疲労感や、その時期のお母さんの親としての成長度などが、こちらの歩み寄りを遮断することもあると感じました。
逆に、周囲を受け入れてくれて、その中でそのお子さんの話題を遠慮なく出来る関係性を作ってくれた保護者の方もいらっしゃいました。
自閉圏、非自閉圏ということに関わらず、クラスや部活など組織的な関係性の中で「あの親子にはどう対応したら良いものか」という問題は、どこでも生じるものだと思いますが、
私個人は、理解しようと思うのであれば、まずは徹底的に当事者親子に寄り添うことだと思います。
当事者親子の・・特に親の信頼を得なければ、こちらの気持ちも受け入れてもらえないからです。
それは時として、自分を孤独に追いやることにもなります。
多数派からは「どっちの味方なの?」「そんなに、あなたが頑張ることないわよ」と言われたり、当事者またはその家族からは「上から目線」とか「本当は分かってないくせに」「ウフ定型者」と言われて、「自分はいったい何をしているんだろう」と混乱と孤独に陥ることはあると思います。
しかし、継続は力なりで、こぜりあいなどではなく何か歴然とした問題が起きたとき、その当事者やその家族に対して、また周囲に対しても、役立つ知識やノウハウが自然に身についていることも事実だと思いました。
それは、何より自分自身の学びとなり経験となり、人間関係の力となると思います。
まずは「そのお子さんならではの特性」を知って理解しようとする姿勢があれば、そのお母さんとも心が通い、緊張関係がほどけるのではないでしょうか。
そういう学びの一つとして、ここの掲示板は、様々な立場や年齢の方が参加され、いたずらに荒れたり中傷やからかいや極端な傾きが無いように、管理されている「やりとりの場」なので、いろいろ教えていただけると思います。
アスペルガーという言葉がまだまだ世間に認知されてなくて、その少数派の関わりの中で、家族でも教育者でもないのに「関心がある」「理解したい」「周囲との通訳的な役割をしたい」「スムーズにおつきあいしたい」と望む定型者はもっとずっと少数であり、まだ、まいごママさんの望まれるようなサイトは誕生していないのが現状だと思います。
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