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▼えんちゃんさん:
はじめまして 青年期のAS周辺者の親です。
>8歳のASの子供を持つ父親です。
>最近、子供が他の人に笑われることにとても嫌がるようになりました。
「そのこと」だけではなく、もう少し広くお子さんの様子を考えてみてください。
書かれた内容が、「自分しかみえない」状態から、「周囲と自分」という少し広い「ものの見方」ができてきたという精神的な成長の一つの現れかもしれないなあ、という印象を持ちました。 成長は楽しい事ばかりではないですから・・・・・・。
小学校3年生というのは、周囲のお子さんが「群れ」として活動を始める時期です。AS者にとっては、「周囲との漠然とした違和感」を自覚するきっかけとなることも多い時期です。 仲間はずれにされたり、いじめの標的になったり・・・・・・。
「ギャングエイジ」を少し検索してみてください。小学校3年生は、その入り口の年齢です。 お父様の目に見えている「その場面」以外の、何らかの疎外感をお子さんが感じ取っている可能性は高いと思います。
>子供には、失敗したことを笑っているのであって
>子供自身のことを笑っているわけではないんだよ、
>笑われても気にしないでスルーしたらいいんだよ、
お父様の書かれている事は正論なのですが、可能性として、お子さんの方が「見下されている」という感触を直感で感じ取っている可能性もあるかしら?と思うのです。(←斜めからの的はずれな解釈の可能性も大きいです。)
「この気になる現象にどう対処したら良いのだろう?」という視点ではなく、「自尊心が傷つくような事が最近増えていないか?」という視点で考えてみる事をお勧めしたいなあと感じました。
「スルーしたら良い」と、根気よく伝えることも大切ですが、お父さん自身(何か別の場面でも)失敗したときに、自分を朗らかに笑い飛ばしてみせる方法も有効に思います。
「スルーできない」ことに正面から強く注意するのではなく、「小さな事でも正当に褒める」ことなどを通じて「あなたは、あなたのままで素晴らしい」という、「自己肯定感」を丁寧に育てていくことが、結局は「笑われてもスルーできる」ことに繋がっていくと思います。
自分に自信が持てなくなり始めているときには、本当に軽く笑われたことが、とても深く心の傷になるのですから。 それを「気にしないでいいのだ」と、言われてもお子さんにしたら、「こんなに苦しいのに、たいした事ではないの?」と、もしかしたら感じているのかもしれません。
まったく、的はずれな事でしたら申し訳ないです。 ただ、そのような年齢背景は頭の片隅に入れておいて無駄ではないと感じます。
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