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▼ふゆりさん:
>小学6年生のアスペルガーの女の子の母です。
はじめまして。 青年期のアスペルガー周辺者の親です。
告知について考えをまとめるうえで参考になるサイトをご紹介させて頂きます。
・吉田 友子(児童精神科医師)が 主宰されている
ペック研究所 http://www.i-pec.jp/
を開き、サイト左側のボタンから 自閉症スペクトラムを選んで下さい。
告知に用いた例文なども紹介されています。
同じ医師の書かれた「あなたがあなたであるために」という本も
小学生高学年であれば、お一人で(あるいはお母様とご一緒に)読む事ができる平易な言葉遣いがなされているもので、自己を肯定的に受けとめるための一助となると感じています。
・ゆずりは 〜 栃木県のLD等発達障がい児者親の会〜
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/1307/index.html
本人やまわりにどう伝えるか(カミングアウト)
と言うボタンが用意されています。
告知については ひとりひとり 適切な時期・方法が異なります。
仮に、本人がショックを一時的に受ける事があっても、それを支える事のできる支援者がいるときには、結果として親子の間での「不自然さ」が無くなるので、親にとっては気持ちのうえで楽になるケースが多いようです。
ただ、親が「肯定的に」受け入れる事をしているのかどうか?を試される側面もあります。
親自身が、否定的な気持ちを強く持ったままでは、口先だけで「肯定的に」と言ったところで「嘘くさく」なってしまい、当人は親の「感情」を察知するからです。
>それでも一番よい方法で娘に伝えることができたら、彼女にとっても私にとっても
>幸せなことなので、
本当にそうですね。
>体験談とか、どんな言葉を使ったかとか何でも結構です。
「少数派」の脳に生まれついていると、私は伝えています。
血液型で「RHマイナス」の方は少数派ですね。 もし輸血などが必要な時にはとても「不利」です。 「悪い」わけでも、「障害」でも無いのですが、「少数」だと言うだけで生じてしまうデメリットが存在するという事実は受け入れるしか無いのだと。
しかも、多くの社会生活の仕組みは、「多数派の論理」で作られているから、相互に譲り合い・理解しあう事が大切なのだと。
多数の方に変わって頂くこと・理解して頂くことを求めるには「時間も手間も」かかってしまうし、個人ではできないことも多いから、「自分にできること」として、「多数派の論理」の理解を意識して学ぶことが必要だ。
上記のような内容を、例示を変えて 繰り返し 何度も ゆっくりと その時に生じた事柄(意味を誤解したときなどに)に合わせて、説明を繰り返しながら伝えてきています。
また、「異なったものの見方・新しい発見ができる能力を持っていることは、社会の発展に必要な人材でもある。」とも伝えてきています。 多様性は発展の為に必要な事柄であると。
告知に関して、慌ててもいけないとは思いますが、ベストを目指してお子さんの悩みがむやみに長引くよりも、 「悪くはなかった」というレベルでも、今よりも少しでも お子さんが楽になればそれで良い ぐらいに 肩の力を抜いて ふんわりと 伝える事ができたら良いなあとも感じました。
ふゆりさんと お子さんにとって より良い告知ができることを願っています。
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