|
そろばんさんへ
そろばんさんのコメントはいつも新鮮で、興味深く拝見しております。
私は「人生終盤の孤独」というものを恐れています。
で、友達とそういう話題をよくするのですが
「夫婦仲が良かった場合、共に生きている人生の時間は幸福だろうが、片方が逝ってしまったら、その後 の人生は途方も無く心細く寂しく感じるだろう。
でも、夫婦仲が悪かった場合、共に生きている人生の時間は寂しく不満だろうが、片方が逝ってしまったら、その後の人生はそれほどの喪失感や孤独感は無いのではないか。
どちらが幸せな人生となるのだろうね」
今現在、ASの友人(積極奇異型です)を見ていると、一日のスケジュールがパターン化されていて、時々誘い合って食事や映画を一緒に楽しむこともありますが、ほとんど独りで自転車を走らせ行きたいところへ行き、好きな本を読み、好きなコレクションを収集したり・・・自分と比べて、独りが苦ではないんだなぁと、うらやましく思います。
学校や職場などで、人とのコミュニケーションでいろんな苦労をしてつらい思いをした分・・・
退職の年齢になったときなど、独りで楽しむすべを持ち、人との関わりに依存していない分、自閉圏の方は、心豊かな老後を送れるのではないかと感じたりもします。
孤独感というのは、本人の感じ方や捉え方なので、自分と比べたりは出来ませんが、親密な人間関係というものも、それにしがみついたり依存してしまっては、本音は孤独かと思います。
一人で居るから寂しそう。皆と居ないから可愛そう。
こんな外観の誤解を解いてくれたのは、ASの友人の存在でした。
老後の暮らし方は、体力気力が減退するほどに、外界への興味がなくなり、一日ぼんやりTVを見たり、人と接する事がおっくうになるのは誰しも自然なことだと思いますが。
|
|