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▼ハム吾郎さん:
はじめまして、ハム吾郎さん。
私はASの子の母です。
ハム吾郎さんのこのスレの文を読ませていただいて、特に文章力に問題があるとは思えなかったので(読みやすいです)、どうして掲示板でそのように書かれるのかがよくわからないのですが・・・
ひとつだけあげるとすれば、段落で一行開けるなどの工夫があるとさらに読みやすいかな、くらいですね。
なので、的外れなレスになってしまったらごめんなさい。
>そこで文章力とは一体なんなのでしょうか?
>文章力とは難しい言葉を羅列することですか?
>それとも第三者に分かりやすく説明できることが文章力なのですか?
これに対して私なりにお答えするとすれば、ハム吾郎さんが書いている後者のほうですね。
「簡単な平易な言葉で、言いたいことや思いを誤解がなるべく少なくなるように わかりやすく文章にまとめること」。
幼い子供にでも、お年寄りにでも、誰にでもわかる言葉で文を書ける人が文章力がある人だと、以前教えられたことがありました。
難しい言葉の羅列の論文を、小学生にでもわかるように書き直せるような人が本当の文章力のある人だとか。
ASの人に限らず、自閉スペクトラム圏内の人は文章読解に困難さをもつ人が多いと療育で聞きました。
うちの子も例外ではないです。
国語などは学校のテストはいい点数をとってくるのですが、絵本などを読ませて そこに文章でははっきり書かれていない登場人物の気持ちなどを推測させてみると、まったく答えられなかったりします。
同時に、専門用語は知っていたりしても、日常使う普段の言葉に極端に弱さがあります。アンバランスですね。
ハム吾郎さんはいかがでしょうか。
このあたりが、文章を組み立てる際にネックになってることはないでしょうか。
また、文章力には「複数の多くの相手に わかりやすいように」書く力を要求されますから、自閉圏の人の場合問題になりそうなのは、読み手側の読みやすさや説明の過不足を調整することがうまくいかないのでは、と思えます。
自分は知っているが読み手は知らないこと、
読み手もだいたいが知っているだろうと予測されて説明は省いても良さそうなこと、
結果と そうなった過程の説明、
などが調整できてないと、誤解を生んだり読んでも意味がわからない、飛躍しすぎてなんでそうなるのかわからない、となってしまう可能性があるかもです。
>ちなみに僕は学習障害なのか、小説を読んでいても大抵どこを読んでいるか分からなくなります。
>記憶力もなく、普通の人が10分で覚えられるような1ページ分の文章も、どんなに時間をかけても覚えることができません。
これについてわたしが子どもと接していて感じたことですので、ハム吾郎さんとは違うかもしれませんが。
うちの子と、ASの可能性の高い主人双方に共通していることがあります。
文章を読むときに(特に小説など情緒系のもの)文だけ、文字だけを追って読んでいること。
他の方はわかりませんが、わたしは本を読むとき、文を読んだらそれを頭の中で即座にイメージに変換されます。自然に勝手にそうなります。
なので、本を読むということは、頭の中ではまるで映画が流れているような感じになります。
これがどういうことかというと、一文一文は正確には覚えてはいないけれど、おおまかな内容やストーリー、重要なセリフなどはほとんど覚えている状態になります。
ところが、わが子はイメージ想起ができないので、おおまかにざっとストーリーを覚えるということができないんです。
人がたくさんのことを記憶する場合、イメージと結びつけて記憶することがいいとTVなどでよく特集されていたりしますが、このあたりが関連してくる気が私はしています。
イメージ変換せずに文章だけを記憶するとしたら、私は本を1ページも記憶できないです。
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