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▼迷える子しつじさん:
はじめまして。アスペルガー当事者でPDD児(小5)の母です。
>今月で4歳になる息子。高機能広汎性発達障害だと診断されています。
>1年以上前から、他害がひどく困っております。
>言葉では毎回言い聞かせていますが、なかなか減りません。
>私がそばにいるときは他害しそうになったら、両手をおさえて「がまん」といって
>2,3秒ガマンさせ、ガマンできたらほめるというのを実践していますが、
失礼ながら、「言葉で言い聞かせる」「両手をおさえる」というのは、
療育先と相談して決めた対処法でしょうか。
1年以上前から他害があるとのことですが、具体的に「いつ」「どこで」
「どのようなシチュエーションで」「どれくらいの激しさで」他害が
起きたか書き出して(グラフにしてみて)、頻度や激しさが変わらないと
したら、あまりこれらの対処法が有効とは思えません。
別の対処法を試されたほうがよいように思います。
ここで書かれた内容を、療育先とよく相談してはいかがでしょう。
>明日から「他害禁止」の絵カードを持たせようと思います。
他害するには必ずお子さんなりの理由があるはずです。
お子さんだって人を傷つけたくて、傷つけようとして叩いたりしてる
わけではありません。
「他害禁止」をするなら、「その代わりとなるより適切で社会に受け容れ
られる表現手段」をセットにして与えないと気の毒ですよね。
たとえば急に近寄って来る子に対して使う「まって」の絵カード、
ジェスチャーや、「来ないで」と言葉で警告することを教える等です。
>そのときは息子がブロックで集中して遊んでいるときだったので、その子にブロックをとられるとおもったんでしょうか??
どうか一度、自閉症のファンタジー世界に没入してるところを想像
してみてください。目には水泳用ゴーグルを着け、耳はヘッドフォンから
流れる音楽やリズムに没入してるとき、誰かの影が急に近づいて来た、
誰かが急にトントンと肩を叩いた・・・ギョッとしませんか?
反射的に振り払おうとしませんか?
小5になるうちの子だって、いまだに本などに熱中しているときに
「背後から急に」声を掛けるとビクッ!として「アワワワワ」と
プチパニックを起こすときがあります。
だからなるべく「正面から顔を見合わせて」声を掛けるよう心掛けています。
また、驚いたときにプチパニックから本格的パニックに移行しないよう、
気持ちを切り替えるスキルのトレーニングも受けてきました。
本当に「ブロックをとられるとおもった」のでしたら、相手が何をどう
しようと思っているか推測(誤認知にしろ)しているわけですから、
かえって喜ばしいことではないでしょうか。
でも言語の表現が未熟な4歳児に理由をあれこれ問い質すより、
「あら、びっくりしたのねぇ」等、共感的に受け止めて、サラッと流して
やるほうが大事ではないかと思います。
>あと、他害のある子は完全にやめさせることは不可能なのでしょうか?
>大きくなっても大人になっても、残るのかとか思うと不安でたまりません。
まだ4歳でしょ。定型発達の子でも、自己主張が出てくる時期ですし
ぶったぶたれた、噛まれた等のトラブルはつきものです。
うちは他害はなかったけど、小1の頃は毎日のようにパニックを起こし、
一度パニック起こすと立ち直るのに一日中かかっていましたが、
言語の発達に歩調を合わせて、また前述の気持ちの切り替えのスキルや
ソーシャルスキルが身に付くにつれ、パニック自体が減ってきました。
親があまり先走りして不安を抱いていると、子どもは必ず察知して
不安を誘起される、とワタシは感じています。
まずは親御さんの不安を解消することが大事かと思います。
療育先の専門家や、診断を下した医療機関とよく相談してみてください。
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