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まだ学校を見学している段階なのに、
事実上の門前払いをしてしまうことが、
学校の態度として問題だ、ということなのだと思います。
現在、発達障害を持つ子供の就学は、
・教育委員会の就学相談(今頃の時期)
…子供の様子を見てもらったり、知能テストをします
↓
・その後、就学委員会から親に、
「○○級(○○学校)が適当でしょう」と言う判定の通知
↓
・親がそれを参考に、どこに就学するか最終判断
という流れになっています。
できれば子供に合った学校で、よりよい教育をと願う親は、
就学を考えて、いくつもの学校を見学することになります。
たとえば、個別級か養護学校か迷っている場合は、
校区の個別級、校区外の個別級、養護学校…などを見学する、
という具合です。
そろそろ就学相談の時期だと思いますが、
就学相談後の判定の通知がくるには、まだまだ早いと思います。
なので、そのお母さんはお子さんにとって良い学校はどこか、
見学している段階なのだと思います。
その段階で、学校が一方的に「うちではムリ」と完全に拒絶してしまうことが、
ここでいう問題なのだと思います。
就学を決める最終決定権が親にある、という理由からでもそうですし、
そもそも、まだ「どこが合っているか」という就学委員会の判定すら、
出ていないわけです(^^;
その段階で、自分の学校を選ばないように最初から断ってくるというのは、
よくあることとはいえ、あまり良い慣習とは言えません。
また、校長先生にも…えっと…能力格差というか、
障害児教育に対する理解ややる気や取り組みへの格差があります。
実は力のある個別級担任なら、それなりに対応できる子供や、
別の学校の校長先生だったら、「あ、うちの個別級なら大丈夫だろうな」と
思う子供までも、
「ムリ」と最初から決めてしまっている、ということがあるのです。
それから、私は思うのですが…、
きちんと特別支援教育に取り組んでいらっしゃ校長先生でしたら、
「どうしてもこれは…ちょっとムリなような…」、と思ったら、
ていねいに話し合って、保護者に納得できるように伝えるのでは
ないでしょうか。
いきなり「養護学校へ」と行き先まで決めてしまうのは、
あまりに乱暴で、一方的な態度だと思います。
(見学に行った先の校長先生が就学を勝手に決めちゃうなら
就学相談の意味ないじゃん(^^;)
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