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▼明子さん:
以前私が立てたスレの中で、
息子の来年の就学問題を、支援級か普通級かのお話しをしたと思うのですが
先日、高機能自閉症親の会にて、
うちの息子と同じ6年生の子の親御さんが多かったので
その話題になりました。
やっぱり、多くのご家庭で、
支援級にも入れない、だけれど普通級でも苦しい という
狭間に苦しんでられるようでした。
ですので、私はその視点でこの話題についてお話しさせてください。
まだわが家が診断を受けて間もないころ、
知的障害のある自閉症児を持つご家庭(同じ地域の)のブログへお邪魔した際、
「今、助成を受けているのは、知的障害の部分で自閉症についてではない。
高機能の子が理解得られていないということは、自閉症そのものが理解されてないということですよ」
と、相手の方に言われたことがあり、なるほどと思いました。
知的障害がある自閉症児が、手帳を受け取れるのは、
知的障害の部分だけに対してです。
自閉症に対する困難さに対してではない、ということです。
また、支援級や、専門療育機関において、
どういった支援やケアが受けられるかというと、
そういうところは、まず「生活がきちんとできること」が重点で、
うちの子のように、身の回りのことで困っていない子に対して
教えることがない のだそうです。
専門療育機関は、うちはなんとかSSTを中心としたディ・ケアのある病院へ
通うことができましたが、
最初の診断を受けた病院からは、そういう理由で断られました。
また、まだまだ多くの支援級を持つ学校では
そういう理由で、高機能児の受け入れはしていません。
娘は、ことばの教室へ通級していますが、
息子に対する情緒級が欲しいと思うのが、わが家の心情です。
>今の健診で知的障害のない発達障害児を見つけるのは困難なので、そのためには発達検査・知能検査を実施するのも有効かと思います。
>
>発達障害児に対する認知度はまだまだとはいえ、少しづつ進んできています。
>その一方で「ウチの子も発達障害児でなはいか?」と疑い・悩む親も比例して増えてくると予想されます。
発達障害児だと気づいて、そのご家庭で
「だから育てにくかったんだ。なら、発達障害児向けのきめこまかい育児をしていけばいいだけだ」
と、考え方を切り替えられるのならばいいのですが、
「発達障害だ。わが子は『障害児』だ!!」
と、そっちの方ばかり気に病まれるご家庭が心配です。
>今は、わが子を発達障害児と認め・積極的に動ける人だけが親主動で療育・通級を受けたりできる状況ですが、そうでない親に対しても対応できるような支援を、行政側に考えていってほしいです。
うちの子が5年前に診断を受けたとき、
「下の子は、ことばの教室への通級が決まったけれど、
息子に対する受入先がない!
どうしたらいいの?私はこの子をどこへ連れていったらいいの?」
と、途方に暮れた記憶があります。
発達障害に対する診断基準が確率されていく一方で
診断されても途方に暮れる療育難民も増えていく一方なんだそうで
専門家が少ないというのは、現時点でも
まだまだ改善されていっていないみたいですね。
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