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そろばんさんが「福岡小1殺害事件について」というスレを立ち上げてくださっています。
レスつけようかと迷ったのですか、タイトルと内容がズレてきてしまいそうなので、別にスレを立てさせていただくことにしました。
そろばんさんが、#28249の発言で
>障害を持つ子供及びその親に対する行政の支援のあり方が問われる事件になりそうです。
と書かれていますが、私もそういう方向に向いて、こういう悲しい事件が二度と起きないことを願っています。
そのためには、現状では「知的障害のない発達障害児・者」として多少の支援しか受けることができない、親や当事者への支援についても、もっと行政として考えて行く必要はあるのではないか?と思います。
知的障害のない発達障害児は、二次障害が出ない限り障害児として認定されることはほとんどありません。
(地域によっては、支援費が出たり、特別な手帳を出してもらえるようですが)
特別支援教育の支援を受けられますが、加配をつけてもらう、通級に通う、特別支援級に入る、わずかな支援費がもらえる、ぐらい。
そういう支援を受けてる子もいますが、ほとんど受けてない子もたくさんいます。
我が家も例外ではありません。
また、わが子が発達障害児だと気がつかない、認めない親も相当数いると思われます。
その子の状態や周りの状況によっては、民間療育機関に通う・専門医に診てもらうなど、親が積極的に動かなければなりません。
学校で問題が出てしまうタイプの子は、先生から問題提起される場合もあるでしょうが、学校でパニックを起こしたりしない大人しい子の場合は、気がつかれないケースもあります。
ですが、それでも、勉強・運動ができない、友達とうまくコミュニケーションできない、不注意でケガしやすい、スレトスをためやすい、家でパニックを起こしやすい、などいろんな問題を抱えています。
この子たちが何の支援も受けられないまま、親も何の対策もしないまま、このまま大人になって、普通に自立していけるのか?と考えたら、なかなか難しいのが現実です。
なのに、この子たちは二次障害がでない限り、一般の健常児と同じように扱われ、将来的には同じ能力を求められてしまうのが今の社会です。
それがわかってる親は、少しでも社会に適応できるようにと対策を立てようとしますが、そのほとんどが親の判断に委ねられています。
子どもを心配し、いろいろ考えなければならない…定型発達児だって同じと言われてしまえばそれまでですが、定型発達の子が簡単にできることができない子であるとわかっている親だからこそ、こんなときはどう対応したらいいか、と人一倍考えて行かなきゃなりません。
そのせいで、心労を抱えている親は定型発達児の親より確実に多いでしょうし、私自身も例外ではありません。
育児疲労が原因で精神科にもかかっていますが、複数の医師から「発達障害のある子の親御さんだったら人一倍ストレスや心配事があるのはしかたがないことですよ」と言われました。
それが、発達障害児の親の現状なんだ、と思います。
発達障害児の親のストレス>定型発達児の親のストレス、なのは事実だと思います。
また、障害児として手帳の下りる子の親のストレス>「軽度」と言われる発達障害児の親のスレトス、とも限らないと思っています。
知的障害のない発達障害児に対する行政の支援は、ないとはいえませんが、全然足りないと思います。
行政側がそんな親の状態を把握し、気軽に相談できる窓口を作ってもらい、公的支援をもっと受けられるようになるといいな、と思います。
例えば、民間療育機関に通ってる子に対しては補助金、専門医にかかってる子に対しては医療費ぐらいだったら、手っ取り早く支援することができます。
また、障害児として認められ、手帳が出るようになれば、親のほうの意識も少し変わってくるかと思います。
今の健診で知的障害のない発達障害児を見つけるのは困難なので、そのためには発達検査・知能検査を実施するのも有効かと思います。
発達障害児に対する認知度はまだまだとはいえ、少しづつ進んできています。
その一方で「ウチの子も発達障害児でなはいか?」と疑い・悩む親も比例して増えてくると予想されます。
今は、わが子を発達障害児と認め・積極的に動ける人だけが親主動で療育・通級を受けたりできる状況ですが、そうでない親に対しても対応できるような支援を、行政側に考えていってほしいです。
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