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管理人です。
このスレッドはこれで終わりにしてください。色々言っても「でも…」となってしまう真琴さんに対してストレスを感じた人もいるかもしれません。
しかし彼女の年齢を考えると経験がないだけに不安ばかりが先走っている状況でガチガチになっているのでしょう。今日はまだ書き込みがないので、もしかしたら何か行動を始めたのかもしれません。
でも何もしない、というのも無意識であっても彼女が「何もしない状態を選んでいる」のですからそれについては本人以外は誰も変えることはできません。
彼女は日常でも恐らくこうすること(相談を持ちかけ、相手が答えることについて「でも…」と口ごもっているうちに相手がイライラして遠ざかる)がコミュニケーションのパターンになっているようですし、交流分析でもこのようなやり取りは「ゲーム」といってできたら改善した方がいいコミュニケーションの方法だと言われています。
真琴さんへ
今までもこのようなやり取りをしているうちに相手が遠ざかって行ったり、怒ったりしたことはあったと思います。
[#26820][#26830]でも話題になりましたが、このようなコミュニケーションのやり方を交流分析という心理療法では「ゲーム」とよんでいます。
真琴さんは相手に拒否されることで「また駄目だった…」と罪悪感や焦りを感じているようですが、これがパターンになると癖になってしまいます。ダメなことが普通になると成功することが怖くなるので、失敗するとホッとするようになることもあります。そうなる前にこの休み中にできることをやって「あ、これができた!」という達成感を味わう練習をしましょう。
これを打破するには他の方も書いていますがまず小さなことから目標を立ててそれを実行し(例えば今日はカバンの中を整理する)、できたら自分に何らかのご褒美を与えるようにする(好きなお菓子を食べるなど)といったことから始めましょう。できたら最初は得意なことから始めるといいです。
アスペ・エルデの会の辻井先生はワークショップなどでこういうことを練習しますが、「『朝毎日起きられる』『毎日ご飯を食べている』とか、そういうことだって立派にできていることなんだから、いい所なんだと思った方がいい」と言っています。
何かをする、というと自閉症スペクトラムの人は目標をものすごく高く設定しがちですが、案外こういう何気ないことから始めた方がいいです。
また、自閉症スペクトラムの人は何かを決める(選択する)、意識して行動する、できたかどうかを確認するといった一連の行動が苦手な人が多いです。失敗体験も多いのでつい自信が持てなくて他人の提案に対して「自分はダメだからそんなことはできない」と思いがちです(そうじゃない人ももちろんいますが)。
もちろんできない理由の中には真琴さんができる、あるいは分かる方法で教わっていなかった、ということもあるかもしれません。でもこの掲示板で皆さんが文字という限られたツールの中でできるだけ具体的に現段階でできそうなことを提案してくれました。
それでも自信がなかったらご両親や先生、カウンセラーの方と「具体的に」かつ「どこまでやったらOKか」というラインを明確にして期限を設けて何かをやってみてください。
けっこう日本語だとこういった課題設定をする時に「ちゃんとやる」「きちんとやる」「しっかりする」という表現をしがちですが、これでは正直×です。
例えば私は今日買い物に行く前に夫と事前に打ち合わせをしました。打ち合わせの時間を30分前後とまず時間を決め、その上で夫に質問をしていきました。
・何を買うのか?→「自分の服」「夫の両親へのプレゼント」「親戚へのお土産」
・どんな物を買うのか?→「これからのシーズンに着るジャケット。あとそろそろTシャツもほしいな」「親へのプレゼントは実用的なものがいいかな」「お土産はお菓子とかかな。第一条件は日持ちがするものだね」
・親戚、といったけど誰に買うのか?人数は決まっているの?→「母から連絡があった。今書きだすよ」
・いつ買いに行く?→夕方、仕事がひと段落ついてからにしたい。
ここまで決めたところで私が「洋服を買うんだったら着る服を選ぶついでにクローゼットの整理をしない?するとより買うものが明確になるから」と提案しました。彼も「あ、その方が無駄な物を買わなくて済むね!」となったので仕事の合間に洋服の整理をしました。
ここまでやってどうかを聴いたら「具体的に質問されたり、リストを作っておくとスムーズにできるからいいね!頭がクリアになる」という返事でした。
こういう作業をぜひ身近な人とやってみてください。
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