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▼Guitarmanさん:
管理人です。早速のお返事ありがとうございます。
カウンセラーについてですが、こちらのカウンセラーの方は医療機関や発達障害関係の職歴はないのですよね。だとしたら発達障害関係のことはあまりご存じないと思いますし、そこまで断言されるのはどのような根拠からおっしゃっているのか私は正直疑問に感じました。その辺りも一度確認されてみるとGuitarmanさんが不満に感じていることが明らかになるのではないでしょうか。
実は私は大学が心理学科でした。臨床心理や発達心理が盛んな大学でしたが、それでも大学時代に学んだことは限りがありました。
発達障害を知るには医療系の知識が欠かせないと私は考えています。私が言語聴覚士の学校へ進んだ理由の一つに心理をベースにさらに医療系の知識を学びたいと考えたことが挙げられます。
実際言語聴覚士になった後、心理のことを知っているから、という理由で臨床現場で心理の方を何人か指導した経験があります。その場合、医療現場で求められている前提知識をまず教え、さらに検査データの読み方、指導へつなげて行くための解釈の仕方など事細かにチェックする必要がありました。その位発達障害に関しては知識と臨床経験が必要なのです。
そういうこともあって発達障害についてあれこれ言える、というのは詳しい教授のもとで専門的な勉強を徹底的にした経験やそれなりの臨床現場の経験がないとまず難しいと私は思います。
私が考えるいい医師、いいカウンセラーというのは知らないことは「知らない」と言えること、そして自分の持っているネットワークの範囲内で詳しい人を紹介できる人です。それがなければ患者からの相談に自分の見解を伝え、本人が考え、決断する手助けをする人です。
Guitarmanさんが関わっている方たちはいかがでしょうか?
薬に関しては私は専門外ですが、発達障害の方の場合薬の効き方の個人差がかなりあるので(この辺りのことは昨年のJDDNetなどでも話題になりました)記録をきちんと取るようにアドバイスしますし、私自身も心掛けています。専門医の話だと薬が効きやすいタイプの人も多いので、処方量自体をかなり少なめから行うとのことでした。
コミュニケーションに関しては対面での相談ができないと何とも言えません。ただ私はコミュニケーションの支援というのはアスペルガーであろうとなかろうとある程度共通する方法があると思っています。
Guitarmanさんが私のクライアントだとしたら、私はこういう質問をするでしょう。
・Guitarmanさんが投薬以外で今欲しい支援というのは何ですか?
・コミュニケーションについてどういうことを知りたいのですか?
・コミュニケーションを学べだら、自分はどう変わると思いますか?
支援センターに行くにせよ、まずこの辺りを整理することが大切だと思います。
私がなぜこのようなことを言うかというと、Guitarmanさんが「ドクター・ショッピング」をされている印象を持ったからです。
まずは今の医療機関で今までの不満を整理し、その上で納得が行かなかったら新しい所を探しましょう。ここでの相談もその結果が出てから行ってください。
※今週から来週は仕事が佳境に入るため、お返事ができません。あらかじめご了承ください。
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