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▼クジラ男さん、そろばんさん:
管理人です。海外の当事者や団体と連絡をとった経験から現状などをお伝えできたら、と思いました。
>>「発達障がい者にとって、現状では、最も進歩的な国」はどこなんでしょ
>>うか。まあ、日本ではない事だけは確かだ、と私は思いますが。
>
>世界中の状況を知ってるわけではありませんが、単純に考えてアメリカなん
>じゃないでしょうか。
>少なくとも、発達障害の研究という事に関しては。
発達障害の研究と一口に言っても色々ありますよね。海外の当事者団体と連絡を取り合っていても必ずしもアメリカが進んでいるわけではないことが伝わってきます。
海外の文献集などを読んでいるとヨーロッパやオーストラリアも支援が広まっています。日本にいるとどうしてもアメリカの情報が多く伝わりがちですが、海外のメーリングリストに参加すると海外の取り組みもよく伝わってきます。
成人後の支援に関してはアメリカでは高機能自閉症に対しては支援がありますが、アスペルガーの診断名だけでは支援がとても難しいのだそうです。またアメリカには日本のような健康保険制度がありませんから、生命保険のように保険会社の保険に入らないと自費になります。精神科やカウンセリングを受けたくても費用の面で気軽に受けられない、とのことでした。
彼らからすると日本には健康保険や支援法があって、アスペ・エルデの会のような大きな支援組織があるのはとても羨ましいとのことでした。
アスペ・エルデの会はアスペルガーの支援組織の中では世界でも一番歴史のある組織で、北欧の関係者から問い合わせが来たこともあります。
日本の取り組みも世界から見ると進んでいる面もあるのです。色々な視点で考えることも大切だと私は思います。
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