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▼マリアンヌさん:
こんにちは。PDD児の母でアスペルガー当事者です。
元のお話で2点、気になりました。
1.暴力をふるったとき先生が「相手のいやがることはしない」と
指導なさってる、とのことですが、本当でしょうか?
たとえば娘さんのように怖がって何も言えないのであれば、
「相手がいやがってる」ことはその男子にはわからないですよね。
だからこの場合、相手の心情を汲んで暴力をふるわない、ではなく、
「いかなる場合も(特に男子が女子に)暴力をふるうのはダメ
(適切なコミュニケーション手段ではない)」ということを徹底して
指導していただかないといけないと思います。
できれば、場を分ける、席を離すなど、接触のチャンス自体をなるべく
少なくしてもらったほうが、トラブルを未然に防ぐために必要だと
強調してみてはいかがでしょうか。
2.娘さんが怖がって「イヤ」「やめて」という意思を表示できない
ことについてですが、他のかたもコメントなさってますが、これは
ご家庭でも練習したほうがいいと思います。
たとえ多少、娘さんの普段の言動に相手を刺激するような要素があったと
しても、だからといって暴力をふるわれたり、軽んじられたり、いじめ
られ ていいという理由にはなりませんよ。
それに「イヤ」という意思表示をできることは、娘さんの自尊心を高める
ことにもつながると思います。
上の息子(一応定型発達)は男子にからかいやチョッカイ出されるのが
苦痛なタイプでしたが、「イヤだ」「やめて」と相手に言うことをできる
ようになって、かなり自尊心も高まったしトラブル自体も減りました。
同じようなタイプでも「イヤだ」と言えない子は、中学になっても
パシリにされたり、隠れたいじめに遭い続けました。
(仲間内の遊び=よくあること、と見過ごされたようです)
>『様々な事情で通級しているのに、すべてひとくくりに考えられてしまうのはどうか?』という意見があり、なるほどなと思いました。
そうですねー。
もし、通級が必要な子、ということで、暴力をふるってくる子と
マリアンヌさんの娘さんとがひとくくりにされている気配があるのなら、
せめて通級の先生や原籍級の担任には、ひとくくりにしないでくださいと
はっきりおっしゃったほうがいいかもしれませんね。
できれば通級の指導でも、危険回避のための意思表示=イヤと言えること、
上手な断り方など、を指導項目に入れていただけるといいかもしれません。
また、イヤという意思表示ができない子ですと、学校と家庭での見方が
ズレている可能性があります。上の子のとき、「家では、からかいが
イヤで怖いから学校へ行きたくないと言ってます」と担任に伝えたら、
「学校ではそんなこと言わないのでわからなかった」と驚かれました。
家庭での様子は、親が言わない限り、学校側は把握できないもんなんだ、
とつくづく思い知りました。
ご参考まで〜
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