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▼SCB 伊藤さんへ
お忙しい中、自分たちの意見を汲んでいこうという姿勢に感謝しております。
自分たち、軽度発達障がい者に関して、当事者としてこれだけは言えることをカキコんでみます。
まず、一番に障がいを知ってもらうことをどうしても躊躇ってしまいます。それは障がいそのものが正しく理解されていない、ということがあると思います。マスコミの通り一辺倒な報道でアスペルガー=危険なヤツ、という観念が既に植え付けられてしまったからだと思います。
それとリンクして、普通に就職している人は、自分たちに気を回す余裕も(多分)ないでしょうし、寧ろ、追い落とそうとする傾向がかなりあるように感じます。それは、自分(定型発達の人)から圧倒的にズレている人には、不安や恐怖感があるので、反射的に防衛することになるでしょう。それに、精神障がいの人からも“自閉症の人なんて解りっこない!”と聞いてしまったので。でも、自分はなんとかしようと日々努力はしてますが。
もう一つ、指摘したいのが、働く業種が日本の場合、極端に限定されていると感じます。それは、発達障がいの人には特定の分野の知識・技能が優れているというのは伊藤さんもご存知かと思いますが、その知識・技能は日本では、“ムダ知識”で終わらされてしまう形になりがちだということを感じます。自分としては、自分たちの知識を受け入れてもらえる環境作りとそれに対しての対価として保証(保障)されることを切望します。障がいを持った人の得意なところを活かせる仕事がないのに“雇用率があがらない”と言っても、選択する自由がないのに、そんなことを言われても自分たちも困ってしまいます。
ひょっとしたら、言いすぎたかもしれませんが、ご参考までに。
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