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こんにちは、笛です。
一口にアスペルガー症候群に向いた職種といっても難しいですね。
当事者の得意な事を活かすことが出来たら一番良いのでしょうが、その「得意さ」が定型発達の人々の能力を超えるようなレベルでないと、
コミュニケーションが苦手という不利点が評価を落とし、仕事の継続が困難になる可能性は存在すると考えます。
又、当事者にとって無理があるような職種も、頑張りすぎることにより二次障害を起して継続が困難になると推察します。
もうひとつ、当事者が興味を持ち、能力を持っている分野の場合も、個人商店のようなところですと、誰も突っ走っている当事者を止めようとしない(頑張ってるな、くらいにしか思わない)ので、やりすぎて二次障害を起す可能性があります。
私の考えでは、組合が強い大企業で昇進を考えず、管理職にならないようにルーチンワークをこなす、というのが最もアスペルガー症候群には向いているのではないかと考えます。
組合が強い企業では、二次障害などで病気休暇をとっても解雇されないよう働いてくれますし、残業規制が厳しいため、当事者がついついやりすぎる、ということをある程度防いでくれます。
また、会社内に診療所があり、産業医や保険士(師?)もいることがありますので、疲れた時に少し休みに行くということもある程度可能です。
あとは研究職でしょうか。
アスペルガー症候群の当事者は、自分が興味を持っている分野の仕事に就く事により、生活を豊かに幸せに暮らしていく事が出来る、と当事者向けの本で読んだ記憶があります。
私もその通りだと思いました。
私は自分の職歴の中では翻訳をしていた時が一番楽だったように思います。
特に翻訳の分野が技術翻訳で仕様書や設計図、技術論文などが中心でしたので、精神衛生上も好ましいものでした。
コミュニケーションをとらなければならない相手は大方エンジニアなどの技術者でしたから、世間話もしなくて済みましたし、絵を描いて説明してもらったりする事も出来ました。
わからない事を質問している以外の時間は、ひたすらPCと向き合って翻訳作業をしていれば良かったというのも良い事でした。
職場の上長には「人間嫌い」とか言われたこともありますが、「そうですよ」と平気で答えていられました。なにしろ他に翻訳をする人はいなかったので。
一度自宅で翻訳の仕事をしようと試みたのですが、やりだすと止まらないせいで、ひとつ仕事が仕上がるまで、ほとんど食事をとらない・眠らないという状態になってしまい、早速身体を壊しかけたので断念しました。
鬱に統合失調症では、今は就労自体に無理があるのではありませんか?
(前回までの書き込みを拝見した限りでは鬱状態でパキシルを服用しているという情報は見つけられたのですが、最近になって統合失調症を併発したという理解でよろしいですか?)
今はどのような職種でも、就業は困難なのではないでしょうか。心配です。
差し出がましいようで恐縮ですが、病気休暇をとるなどの対応を主治医の先生と相談される事も視野に置いて頂きたいと思います。
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