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アスペルガー症候群当事者で会社員の笛と申します。
具体的なアドバイスは乃絵さんがされているので、自分の経験から他に気づいた事を書きます。
私は小学校の頃から最終学歴を終えて現在に至るまで、ノート(又はメモ)をとるのに困難を覚えています。
理由を分析すると以下のような事が挙げられます。
1.首の振りが苦手。黒板を見てからノートに目を落とすと、黒板に書いてあった事を忘れてしまう。再度黒板を見て再びノート。この動作に無駄が多い。
2.先生の話を聞きながら、黒板の文字を読み、ノートに書き写す、という行動を同時に行う事が出来ない。
3.筆圧が極端に弱いため、ノートに対して真剣に取り組まないと後で自分でさえ読める字が書けない。
4.字を書くのが非常に遅い。必死に書いている内に黒板を消される。
5.読める限界の文字が書かれたノートに対して強い嫌悪感を感じるため、結局は見ない。
そういうわけで、小学校の高学年くらいからはノートは一切とらず、黒板を見ながら先生の話を聞くことに徹しました。
成績には特に問題はなかったのですが、ノートをとらないという行為が先生にとって反抗的と見なされたようで、大多数の教師から嫌われる生徒でした。
(当時の成績表を見ると、学校での授業態度・生活態度への担任の先生のコメントには、目を覆いたくなります。)
私が子供の頃とは異なり、先生にフォローをお願い出来るのでしたら、ご子息ご本人が困っている事を些細な事でも聞き出して、先生にお伝えする事が大切と考えます。
連絡帳だけでなく、授業でノートをとるというのは学校生活の基本のようですから。
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