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▼やちほさん:
はじめまして。
アスペの小学生の息子を持つ、ぴよまるです。被害経験の話なので、もし受け止めきれそうになければ先は読まないで下さい。
お返事も必要ありません。
お辛そうですね。
やちほさんの具体的な話がなかったので一般論にしますが、思ったことを書きます。
加害者と被害者の心の溝について、お話しします。
加害者は、いじめた事実はあくまで過去のことです。ところが、被害者はそうではありません。
加害者が心の整理をして気持ちを切り替え、いじめを過去のことにするということは、罪悪感も消えて再び何らかの危害を自分に及ぼしかねない。被害者は、そのように恐怖します。
再び被害者になるかもしれない未来を怖れるのです。
やちほさんが「普通に」過ごすということそのものが妹さんには恐怖なので、フラッシュバックも起きることがあるでしょう。
つまり、被害者にとって「問題は終わっていない」ということをまず理解してください。
やちほさんがすっかり変わったこと、罪悪感を持っていること、妹さんに伝わっているでしょうか。
妹さんにとっては、やちほさんの気持ちの整理ではなく、覚悟を望んでいると思います。
変わったやちほさんを妹さんが受け入れた次の段階として、心癒える過程で妹さんがやちほさんに憎しみや怒りをぶつけてくる段階があっても、それを受け止める(とにかく親身に聞く)覚悟です。
関係の改善はその先にあると思います。
そこを妹さんが諦めている間は、関係の硬直が起きているはずです。
その覚悟そのものが、妹さんへの愛情表現だと思います。
そして、それは妹さんの傷が深い分だけ長い時間を要します。
急に何もかもがうまく回って、ということはありません。
原因と結果は常にセットです。加害者のいじめと被害者の不信がセットであるように、加害者の長い長い誠意は、被害者の回復とセットです。
以前とは変わった自分を行動で示すことと、心を開いた妹さんの憎しみと怒りの噴出を受け止める覚悟、この二つを胸に置いておいてください。
他人なら離れてしまうことができますが、これからもずっと繋がりがあるわけですもんね。
いいきょうだい関係を作っていってください。お互いが生きている限り、人間関係はやり直すことができます。
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