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ひとりの親として感じている事を書かせて下さい。
>アスペルガーだからと言ってもみんなに手帳交付される=何らかの支援を受ける必要があるとは限りません。
本当にそうですよね。
でも、利用する・しないとは別に、どのような社会資源が有るのかを「知っている」とこは大切だと考えています。
子どもに、「公的な支援を受けないでも生活していける」ようになって欲しいなあという望みは持っています。
でも、一方で、うつなどの症状を発症する可能性が高い事も知っています。
症状が重いときには「精神保健手帳」を利用する時期もあるのかもしれないなあとも考える時も有ります。
また、例えば仕事を始める時期などでは、ジョブコーチについて貰う等の形で、期間を限って「社会資源からの支援を求める事が必要な時期」も有るのかもしれないとも感じています。
必要な時期に、適切な量の援助を受けることを躊躇うことで、可能性をかえってつぶすことが有ってはいけないのでは?とも感じるのです。ですから、将来に備えて受けられる支援(社会資源)をきちんと知っておきたいと思っています。
親の会などを通じて感じたことも、少し書かせて下さい。
「支援を受けるのが当たり前」になって、必要以上の支援を求めているのでは?と感じる方々も確かにいます。
一方で、ご家庭内で抱え込まれて、八方ふさがりになってしまっている方も有ります。このような方々には、社会的な支援を受けることで、生活に広がりが出来る可能性をお伝えできたらいいなあ、と感じます。
まだまだ、「助けを求める」事をなさらない方も多いですね。
支援を受ける事をきっかけに、良い方向に動き出す事も多いはずだと思うのです。
でも、必要に感じる方ほど、頑なに支援を拒まれる方が多いようにも感じる事もあります。
自閉の診断が伴うときには、「知能検査」の数値が有る程度高く出ている方々に対しても「療育手帳」を発行する、という運用をしている自治体がほんの少数ながら存在する
という情報は、親の会の中などでは良く囁かれていますが、必要な方に必ずしも周知されていない事柄に感じていました。
>何のために支援は必要なのか
ということは、とても大切な観点だと思います。
同時に、支援が必要な方のなかに、受けられる支援を知らない、あるいは支援を受けることを躊躇する方も有りますから、必要が有るときには 「支援を得ても良いのだ」、という情報が発信される事は大切に感じています。
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