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いつもお世話になってます。
>「A君嫌い、ずっと来ないといい」と言ってしまったようなのです。
>息子の言ったことはよくないことなので、「でも叩かれたことがあるみたいなんで」と言い訳はできませんでした。
年少さんに、説明して納得させられるようなことかしら…。
そもそも「嫌い」という感情を抱くこと自体は大人だって止められないし、
止める必要もないと私は思ってます。だって、自然に心に湧く情動ですもの。
叩かれたりしたら、そりゃ「嫌い」と思ったって仕方ないですよね。
さらに「嫌い」=「よくない」といった短絡的な学習をしてしまうと、
成長してからも、誰かを嫌いと思ってしまうたびに、「よくない」自分を
責めなくてはならないことになり、混乱を招きかねないと思います。
(すみません、実は私がそうでした。嫌いという感情を抱く自分も、
抱かせる相手も許せない膠着状態に陥り、大変苦しかったです)
でも”「嫌い」と相手に言わない”、という社会的スキルは大事ですよね。
ですから、「嫌い」という気持ちはいったん受け止めて、でも”A君には
「嫌い」と言ってはいけない”、という明子さんの指導は的を射てます。
先生の方が、ちょっと神経質過ぎるのじゃないですかね。
ただ、もしかしたら、A君の親御さんと意思疎通がうまくいってないとか、
他の子もつられて「A君嫌い」と言い出して仲間外れ(イジメ)に発展
しそうだとか、先生が言わなかった背景があるのかもしれませんね。
お子さんに対しては、概念的な言葉で倫理をクドクド説明するより、
「幼稚園では『A君嫌い』と言わない」などお約束の適用範囲を広げるか、
「叩かれたら『嫌い』じゃなくて『イヤだ』と言おうね」と練習して
おくとか、『A君嫌い』から『A君は、叩くから、嫌い』など、
理由付けの言葉を挟み込んで言い換えるなど、具体的な会話のパターンを
増やしていってあげてはいかがでしょう?
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