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▼めだかさん:
めだかさんに限らず、自閉圏の方は何かと「変えられないこだわり」をお持ちなのが「悩み」となっていらっしゃる印象があります。
めだかさんの、過去からずっとの「認められたい」「認めさせてやる」「女性にモテたい」という自己顕示へのこだわりは、そのための様々な工夫やトライや努力を生んで、でも何故か資格試験の勉強という個人的作業に舞い戻る。
その試験にパスしても「周囲の定型を見返し、認めさせる」には、資格を使いこなすための人とのコミュニケーション力ありきで、その種の資格は取得しても、今のコミュニケーション力では仕事としては活用できないのではないかという意見もありました。
でも、めだかさんには、周囲を認めさせたい手段として、やはりご自分の「こだわり」に舞い戻ってしまう。
この、同じ位置に繰り返し繰り返し戻って来る言動や状態を「ブロークンレコード」というそうです。
針が飛んで、ひとつの曲の同じ歌詞のところを繰り返すから。
めだかさんの性格の中に権威主義がある、と私は感じます。
それはAS定型に関係なく、野望へのパワーとして持っている人は居ます(特に政治家とか実業家とか)。
そこには、周囲に認められ賞賛され追従される満足感を目指す、不屈の意志が必要なので、その口ぶりも上から目線になりがち。疲労して自信がなくなると、口ぶりは謙虚になりますが、やはり人と対峙すると、本来の権威主義が現われてしまう。
でも・・・一般的には、ある程度努力して夢が果たせないとなると、方向転換を図ります。
つまり価値観そのものの変化、変更です。
変化、変更が苦手なASの人にそれをお勧めするのは酷かも知れませんが、手段を変えるのではなく価値観を変える・・・というのは、到底無理なことでしょうか?
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