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▼交響曲第4番さん、こんにちわ。
私自身が当事者で、高機能自閉症の息子のいるこしあんだんごです。
息子の障害がわかった時、専門家も含めていろいろな人から指摘されて、私も当事者だとわかった経緯を持ちます。それから、7.8年たちます。
息子は療育センターに通っていたのですが、そこで他のお母さんと
「で、結局、療育って何?」という話をしたことがあります。
通っているのは療育センターですが、「療育をしましょう」と言われるのでなく、保育園でトラブルがあれば心理の先生に相談し、不器用さがあれば作業療法士の先生に相談し、と、本人の困っていることを一つ一つケアしていくといった感じでした。
そういったことから、私自身は、療育とは本人に必要なケアをいろいろな人や技術や物を使ってするものという漠然としたイメージを持っています。
私自身については、成人以降の診断者でありながら、発達障害の専門家に相談したり(息子の診察のついでに)、グループでのソーシャルスキルトレーニングの現場に多く参加したりと、間接的に療育の恩恵に与りました。
そして、私も小さい時に
>療育という制度があるということを知っていれば・・・
と思い、
>早いうちから周囲に理解され的確なサポートの元に育っていたら…
と思いました。
このむちゃくちゃな自分ではなく「いい自分」になって人生を送れていたかもしれないのにと思いました。
では、小さい時からケアを受け、周囲の理解やサポートもある息子はどうなのか。周りの子はどうなのか。ずっと、見てきて。
確かに効果はある、本人も必要以上につらい目にあわない、でも、だからといって彼らがもう大丈夫なわけではない、と感じました。
今は、療育を受けたとして、確かに違う人生があったかもしれないけれど、それはそんなに違ったものでもないのかもしれないと思っています。私がイメージした万能薬としての療育は少し違うのではないかと。
それに、発達障害と診断されても全ての子供が療育を続けていくわけではありません。
私の息子はトラブルの塊だったので、ケアをたくさん受けましたが、現状困っていなければ、小さい頃診断されて注意はしているけど医療機関に通っていない方とか、一年に一度診察して相談をしておいて、何かあったときにすぐ対応してもらえるようにしておく方とか、いろいろです。
自治体の「こころの健康相談」で交響曲第4番さんが言われたのが、今の状態だとしたら、確かに今小さくても積極的に療育を受ける立場ではないと思いました。
>療育を受けることができた方がとてもうらやましいと感じていました。
私も同じように思います。でも、結局、私は私でしかないとも思います。
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