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▼HNさえ決められないさん:
はじめまして。
わたしは大学に8年在籍して中退のち26歳でアスペルガーと診断されたものです。
私も診断時に医者からあっさりと、
「アスペルガーは結婚難しいんだよね」
「障害手帳もらって作業所行くレベルだと思いますけどどうしますか?」
などといわれて激しく落ち込みました。
大学は有名私大でしたし、
昔から勉強「は」できたので、何で自分が?と思いました。
ただ、普通に資格を取ったり就職してオフィスで働くという、
いわゆる立身出世みたいな、自分の描いていた理想像に自分はどうやらなれないかもしれないと思い始めていたときではありましたが。
もともと結婚願望はなかったので、結婚については気にしなかったのですが
普通に結婚したいと思っている人なら落ち込む言葉だと思います。
医者の言葉をどう取るかですが、
無神経な医者ですね。わたしもたとえ具体的でないし現実にあっていないと思っても、端的な切り捨てるみたいな言い方には弱くてすぐ落ちこんでしまいます。
「働くことも難しい」などの極端な言い方は真に受けず聞き流すのが良いと思います。意味を考えても現実とかけはなれて妄想するだけで無駄です。
それより、闇雲な鬱や不適応状態が、
アスペルガーと診断されたことで、
ある程度の自分の客観的な特性を知ることができるし、
同じような特性を持った人が積み重ねた社会でうまくやっていくためのスキルが、自分にも役に立つかもしれないというメリットを利用すればいいだけと思います。
私は診断されたことで、自分の特性を知って、いろいろなスキルを試し、
エネルギーのロスを減らし、だんだん自分の生き方や働き方のスタイルができてきたと思うので、今は「作業所に行くレベル」ではありません。
HNさえ決められないさんが幸せになるには、価値観が大きく変換される必要はあると思いますが、おっしゃるような将来がないとか価値がないとか言う言葉は、ほんと、極端で、現実的でないと思います。世の中があらゆる種類の職業で成り立っていることを知る必要があります。あと、人生の構成要素は、金と地位と結婚と友人だけではないです。
生きる価値とかは考えなくても時間は過ぎて、細かい時間が積み重なったら将来になってます。
とりあえず自分の価値を人に聞いているうちはずっと苦しいと思います。
自分で自分に与えないと、しかも、開き直りとかでなく。
以上、完全に理想論でした。
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