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▼浅葱さん:
管理人の秋桜です。療育経験のある当事者で、成人後は言語聴覚士(ST)として医療現場や行政機関等で働いてきました。今は体調を崩したので療養しながら不定期の仕事をしています。
発達障害の専門は小児神経科や小児精神科の分野です。一般的な精神科のドクターだと成人の発達障害をよく知らない、接した経験のない方が多いと聞きます。
そういう意味ではフリージアさんもご指摘されているように幼少期に自閉症と言われたことを伝えたり、知能検査などを受けて自分の状態を把握されることが大切だと思います(成人向けの知能検査で一般的なのはWAISです。WISCは小児用の知能検査で適応年齢は5歳から16歳11か月です)。
また最近は以前小児統合失調症と診断されていたケースは実はアスペルガーなどの発達障害だったのでは、ということが指摘されています。
また、アスペルガーなどの広汎性発達障害で統合失調症を発症しているケースは少ないですが、決して珍しいことではありません。
あとちょっと気になる書き込みがありました。
▼DENDEN2さん:
>僕の場合は境界性人格障害からアスペルガーと診断されましたが、個人的には統合失調症とはあまり相性が合いません。どうしてもあるグループで統合失調症の人たちと会うと必ずぶつかってしまうのです。僕から言わせてもらうとどうして問題を起こしたがるのかと聞きたいくらいです。それは曲がっていることを嫌う人たちが極端に多いからです。
曲がっていることを嫌う人はアスペルガーにも多いと思います。どちらも自分の主張を曲げないからうまく行かない、ということではないでしょうか。
コミュニケーションの問題はアスペルガーでも統合失調症でも出てくるものですから、うまく行かないからと言って「相手が統合失調症だから」と一括りにするのはどうかと思います。
>僕の主治医はたまたまであると言われていますが、しかし症状が違い、で治療法のやり方が正反対である上でのおいては僕は統合失調とASは相性が合わないかと思います。
一般的にはどちらも投薬治療や心理療法、社会適応の訓練などを行います。投薬治療で用いる薬も重複していることが多いです。心理療法なども場合によっては細かい対処は違っていますが、認知行動療法や家族療法などを行うケースはどちらにもあり得ます。
ですから何を根拠に相性が合わないとか治療法が正反対というのかが私には分かりません。主治医の治療方針や対応が分からないので、その辺りの説明がなければアスペルガーと統合失調症は正反対と捉えられるような書き込みはやめてほしいです。
▼Chiquititaさん:
>浅葱さんは、幻覚を感じたことはございますか?
>例えば、人の集まっているところで誰も笑っていないのに笑い声が聞こえるとか、誰も浅葱さんに向かって話しかけているわけでもないのにみんなが浅葱さんの悪口を言っているように感じるとか、エトセトラ。
[#20178]でShinyuも書きましたが、そうやって専門用語を使って相手の症状を聞き出すのはよくないです。誘導になるケースもありますし、相手が暗示にかかる場合もありますよ。
一度そういう思い込みを強くされてしまうとたとえ専門職が「それは違います」といくら話しても「だって私はこう言われた」と反論されて後で対応に苦労するケースがあります。そうなったらChiquititaさんは責任は取れますか?
相手の役に立ちたい気持ちは分かりますが、専門用語を使って相手を誘導するような書き込みは今後控えてください。
また、Chiquititaさんは
>>ここのサイトとは関係の無い話になってしまうかもしれませんが、統合失調症と誤診されたアスペルガー症候群の人がいるのであれば、逆に小さいときにアスペルガー症候群あるいは自閉症と誤診された統合失調症の方はいるのでしょうか?
>
>やはりいると思います。
と書かれていますが、
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec23/ch286/ch286f.html
の小児統合失調症 の説明を見ると、
「統合失調症が子供にみられることは非常にまれです。この病気は普通青年期の後期から成人期の初期に発症します(統合失調症と妄想性障害: 統合失調症(精神分裂病)を参照)。統合失調症が小児期に起こる場合は、通常は7歳から青年期の始まりの間に発症します。」
とあります。
浅葱さんは、幼稚園に入る前に自閉症と言われたということなので、それが小児統合失調症だったとはありえないでしょう。
相手が情報を求めている際に答えたいという気持ちは分かりますが、何が何でもレスをつけようとしたり、憶測で物を言って相手を混乱させるようなことはやめてください。
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