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はじめまして。
最近20代半ばにしてアスペルガーの診断を受けたcandyと申します。
あくまで私の体験談なのですが、少しでも参考になればと思います。
まったくの見当違いでしたらすみません。
電話を含め「人に声をかける」ことは苦手ですね。
特に質問やお願いをするときはかなり緊張します。
私の場合、理由は
・質問はたくさんためてからすればいいのか、いちいち聞けばいいのか?
・相手が作業をしているとき、ほかの人と会話をしているときは話しかけてもい いのか?
・相手が予想外の反応をしたときに、頭が真っ白になったらどうしよう?
・相手が忙しいときに声をかけてしまうと、相手はイライラしながら答える
⇒私は「怒られている」ように感じて、萎縮してしまう
(相手に怒っているつもりはないと思う)
⇒フラッシュバックに悩まされる(自滅)
ということだと思います。
電話の場合は相手の状況が見えませんし、私は聴覚優位なので相手の声色には敏感で、なおさら怖いです。
そこで、定期的に声をかけてくれるように相手にお願いしています。
「あなたの手の空いたときで構わないので、順調?と声をかけてください」と。
そうすれば相手に余裕があるので、わりと穏やかな表情・表現で接してくれます。
後からその言葉が蘇ってきて、悩まされることもなくなります。
「声をかけなければ」というプレッシャーからも解放されるので、安心して作業することができます。
声をかけられるまでに、言いたいことを紙に箇条書きにし、言葉にしづらいことは図で表しておけば、もっとスムーズに伝えられます。
しかし昔は声かけをお願いすることさえもできませんでした。
私の場合は幸いなことに友達に恵まれ、常に私の意志を代弁してくれる「お姉さん」的な人がいました。
1.彼女の様子をみて、状況とセリフをリンクさせて覚える。
2.自分で伝えられそうなときはシュミレーションしてセリフを教えてもらう。
たくさんあるときはポイント・キーワードを紙に書いてもらう。
そういう段階を経て自信と経験を得て、今は一人でお願いすることができるようになりました。
中・高と6年間お世話になった友達Aは、「私の言葉を翻訳して相手に伝えている」と言います。
私は自分独自のルールに則って言葉を発していて、そのまま言うと誤解される恐れが高いそうです。
本当に言いたい内容は全く問題ないのですが・・・。
ちなみに私は「記憶」「知識」の面で彼女を助けていました。
パソコンの修理とかで、営業マンと技術屋さんがセットでくることってありますよね。
友達Aが営業マンで、私が技術屋さん・・・というイメージでしょうか。
そして私は相手の言葉の意味を誤解しやすいので、相手の言葉を翻訳してもらっていました。
そうして状況整理を手伝ってもらっていました。
提出物は友達Bをお手本とし、彼女と歩調を合わせることでクリアしていました。
それでも私は不器用なので、美術や家庭科の作品は遅れることが多くかったです。
そんなときは友達A(彼女は結構ルーズなので)と一緒に先生のところに行きました。
友達Aが事情を説明してくれるので、実は私は「お願いします」しか言っていないんですね。
つまり「お手本」と「通訳」なんです。
私はこれで乗り切ってきました。
未だに私にとって「マネージャー」「秘書」的な人は必須です。
スケジュールや渉外など一切を仕切ってくれる人。
そんな人がいれば、自分の能力を十分に発揮することができます。
周りの評価も変わってきます。
芸能人にはマネージャーがついているし、それなりの社会的立場の人には秘書がついています。
自分もそれと同じだ!と考え、自分を励ましています。
不登校状態だったということで、友達に助けを求めるのは難しいかと思いますが、身近にそういう友達が見つかればいいですね。
あせらず、ゆっくり、確実にハードルを乗り越えていけることを祈っています。
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