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▼ゆっきーさん:
お返事が遅くなってすみません。
>ぱんだねこさんの返事にも書いたのですが、口の中に唾がたまってても気付かず、ごくんと飲み込まないんです。
>集中している時に(ボタンかけとか)舌が出てしまったり、ボーっとしている時に口の中に何かを無意識のうちに入れてしまったりすることも何か関係があるのでしょうか。
お話をうかがっていると口の中の感覚に偏りがある可能性もありそうですね。発達障害のお子さんの場合、感覚過敏がよく問題になりますが、反対の感覚鈍磨もけっこうあります。お子さんによってはある部分は過敏傾向があるのに、別な部分が鈍磨傾向で怪我しても気づかないといった偏りがあるケースもあります。
あとは連合反応といったある動きをしていると他の場所も一緒に動いてしまうといったことも考えられます。連合反応は発達するにつれて消失していくものなのですが、協調運動がうまくいっていないケースでは発達障害のお子さんにも見られることがあります。
口の中の感覚は先のレスにつけたようなことをやってみましょう。また感覚統合を作業療法士がなさっているそうですから、感覚の偏りなどについては作業療法士に聞いていましょう。
>まずガムを飲み込まないようにさせるのに苦労しました。
>飲み込んで良いもので好きなのはハイチュウですが、これはどうなんでしょうか。
ハイチュウ自体は問題ないのですが、キャラメルやソフトキャンディーは虫歯の治療などで詰め物している場合は詰め物が取れてしまうことがあるので気を付けてください。
あとお子さんはキャンディー類をなめる際、すぐに噛んでしまっていませんか?できるだけ舌を使って転がす練習などをさせると口唇と舌の練習になりますから「お母さんとどっちが長くなめていられるか競争しよう」と言って一緒にやってみましょう。
>管理人さんは言語聴覚士ということでいろいろな親子と関わった経験があると思いますが、どのような距離感で接しておられましたか?
現在通われている療育機関の時間や担当者がどの位家族指導に力を入れているのか分からないので、これは私がやっている対応だと思って聞いてください。
私の場合は40〜1時間ほど持ち時間があるケースが多いので、10〜15分前後は親御さんと話をする時間をとるようにしています。そしてできるだけ今の状況と現在の日常をつなげ、親御さんから「こういうことをやってみます」と言ってもらって終わるようにしています。場合によっては課題を紙に書いて渡すこともしています。
最初の挨拶の時にできるだけ親御さんが緊張しないような世間話をしてから訓練をして、最後に今回の訓練の狙いを説明したり、それに関連して家庭での様子を話してもらうようにしています。あと最後に必ず「こういうことを説明してきましたが、他に何かありますか?」と確認するようにしています(ただし思いついたことをとりとめもなく話す方はこちらも時間に限りがあるので状況に応じて切り上げます)。
距離感ですか…。まあ、つかず離れずといった感じです。わりと自分の領域ははっきりしているので、あんまり近づかれる親御さんですとそれとなく「これ以上は私はできない」ということを伝えますし、警戒されている場合はその理由を探りつつ、妥協点を見つけるということが多いです。
>私はついついいろんなことを考えすぎてどこまで言っていいのかわからずに上手く質問できないことが多いです。
>申し訳ないのですが教えていただけませんでしょうか?
これに関しては訓練士は忙しい人が多いので、ゆっきーさんが短時間で知りたい情報を聞き出す練習だと思って取り組んでみましょう(これは絶対将来お子さんに教える際にも役に立つはずです)。
※どこまで言ったらいいか分からない、というのはおそらくゆっきーさん自身が聞きたいことが明確になってないからだと思います。それを整理することで答えが見えてくると私は感じました。
1.まず前回会った時からの経過をまとめてみる、気づいた変化などを紙に書いてみましょう。
2.聞きたいことを紙などに書いてまとめてみましょう。そしてそれを要約してみましょう。質問するときはエッセンスを手短に聞くことも大切です。
3.その中で「絶対聞きたいこと」「これは時間があったら聞きたいこと」「今の状態ではそんなに大事じゃないかもしれないけど、聞いてみたい」といった優先順位を決めましょう。決められない場合は困っていることなど、何か1つ尺度を作って考えましょう。
4.できたら今のお子さんの課題と、家でできそうなことは確認するようにしましょう。相手が忙しそうにしていてもそこは大事なことですから食い下がってもいいと思います。それでも対応に不満なようでしたら他の訓練士に変えてもらえないかどうか掛け合ってもいいと思います。
もちろんこれは慣れてきたら「自分が家でやってみたいこと」「それは今の状態で適切か」といったことに変えましょう。だんだん自分で課題を考えてみることも大事です。
これは私が実習生や新人を指導する時にも使う手法です。まず書いてみる=表現することで色々見えてくるものです。
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