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▼乃絵さん:
御無沙汰してます。(^o^)/
>今日も駅の階段を下りているときに2,3段踏み外して下まで落ちてしまい、こめかみを切って現在お岩さん状態です。
>数ヶ月前も同じように下り階段で足を踏み外して脛を打撲しました(これがまたすごく痛い)
>旅行先でもバスの階段を踏み外して足を切ったり、坂道でいきなり足元を滑らして頭をしたたかに打ったりします。
>正直外に出るのが怖いです。今のところ致命的な怪我はないですがこの調子だといつかひどい事故にあうのではないかと・・・
>小さい時からよく交通事故にあったり自転車(しかも補助あり)で転倒して骨折したりしていました。
私も小学校で体育の授業中、平均台から転落して左腕を骨折しました。
しかもこのとき診察を受けた整形外科が処置を誤ったために、37年来の古傷の痛みに悩まされていますが、この痛みがフラッシュバックを催していたので、しばらくはフィットネスクラブにも通えないほどでした。
もちろん、現在は古傷の痛みも落ち着いています。将来は左手の痺れを抑制するための手術が必要ですが、神経を移動させるだけのもので、当初の予想よりも小規模になる見込みです。運動していても、差し障りが出るほどの痛みが出ないばかりか、むしろ運動中は古傷のことを忘れています。
>みなさんご本人やお子さんの場合はいかがでしょうか?何か気をつけていることなどあったら教えてくれると幸いです。
発達障害のうち、平衡感覚にまともに影響しているのはASとLDだと言われています。
あくまで私見ですが、思考回路だけでなく感覚神経や運動神経が破綻している可能性が伝えられているので、平衡感覚を司る三半規管が捕らえた情報が正しく大脳に伝わっていないことが考えられると思います。
運動だけでは解決は難しいかもしれません。
ただ、私は運動でも平衡感覚の悪い状態はいくらか改善しました。バランスボール(商標名によっては、「ジムボール」「ヨガボール」「フィットネスボール」などともいう)に腰掛けるだけでも効果が出る人もいます。
プールで水中エアロビダンスを行っても、平衡感覚が悪くてこけたところで水の中です。繰り返している間に平衡感覚が改善する可能性もあります。
歩くときに転倒が多い場合は、骨盤にまとわり付く形で存在する「大腰筋」が弱いことも原因の一つだと考えられていますが、水中体操や水中ウォーキングは、身体障害があっても大腰筋を鍛えることが可能なので、皆さんにも奨めております。
今週火曜日の朝日放送「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」(サイトはhttp://www.asahi.co.jp/hospital/)で、平衡感覚が悪いと「多発性硬化症」が疑われるという内容のコメントがありましたが、これはあくまで発達障害の悪い状態が進行性のものである場合に限られる事実ですので、発達障害が原因で平衡感覚が悪い人は気にしてはいけません。
平衡感覚が悪くなる病気は、他にもメニエール病などがありますが、これも発達障害との直接の因果関係はありません。
マスメディアで流れている健康情報は十分参考になりますが、いたずらに不安感を煽られてかえって2次障害を拡大させることのないように。
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