|
たんぽぽ母さん こんにちは。
広汎性発達障害の疑いで通院中の息子(小1・6歳)の母親です。
私も、幼い頃から”普通ではない”息子を「発達障害では?」と疑ってきましたが、夫の反対で専門医に診せたりプロの療育というものを受けさることができませんでした。
幼稚園・年長になって幼稚園の行事でも皆と同じようにできて、目立つこともなくなりホッとしていた頃。幼稚園から「小学校では補助教員が付かなければ皆と同じようにはできないだろう」と言われてこちらの掲示板に相談し、皆さんから専門機関受診と療育を勧められ、それがきっかっけで夫の理解も得られ、専門機関を受診することができました。
先日、小学校で始めての参観会があり授業風景を見ましたが、知能的は遅れはないので授業は理解できるものの、自分の世界に入りやすく、先生の指示が耳に届かない様子がみてとれました。
それでも周りを意識できる子なので、ハッと気が付き、ワンテンポ遅れて何とかやっているという感じです。
幸い隣の席の子にも恵まれ、息子がボーとしているとちょんちょんとつついてくれたり、見せてもらっていました。
でもこの先、『世話の焼ける子』のレッテルが貼られるのは間違いなく、きっとこういうところが幼稚園でもみられて、「補助教員が必要」と言われたのだと思います。
息子も年少の頃、参観会でテンションが高くなって、「見て〜」とくるくる回っていたり、お母さん方に「こんにちは〜」と愛想を振りまいてかなり目立っていたので、私の隣に立っていたお母さん同士が(私が母親とは知らずに)息子を指差して「あの子、おかしい子(異常)だよね。」とささやいているのが聞こえ、涙が出たこともありました。
けれど年長の頃になると、急に周りの子供をすごく意識しだして、マネをすることも多くなって、自分だけが羽目をはずすことを段々しなくなりました。
その代わり誰かがふざけだすとすぐに加わる。注意されてみんなが止めても気が付かずに最後まで一人でふざけていて、先生やクラスの子に注意されてしまう。という感じでした。
自分の世界に入ると周りがみえなくなってしまう(場の空気が読めなくなる)のは今も変わりませんが、最近の息子は「嬉しくて」よりも「緊張して」「不安になって」テンションが上がる場合が多いようです。
「緊張して」「不安になって」ハイテンションになるのは、「緊張しない」ように「不安にならない」ように『経験を積む』のが一番かと思います。
息子のように、場面を画像でイメージしたり、パターンで覚えて身につけていく子供なら、一度『経験』していると『参観会』『○○発表会』『運動会』それぞれがどういうものかわかってきて平常心でいられます。
先にも書きましたが、家庭の事情で息子もプロの方の療育は受けていません。
今年の1月にようやく専門機関を受診できて、やっと療育をしてもらえるかと思っていたら、そこは発達障害で困っている児童・生徒の、家庭や学校や社会の支援・援助の為の診断と資料作りが目的の診療所で、経過観察以外の療育は行っていないということでした。
「プロの療育を受けずに本当に大丈夫だろうか」と不安を抱えながら、今まで一人で頑張ってきたので、それを聞いて一気に力が抜けてしまい、他の病院・民間の療育機関など色々考えましたが、住んでいるところが田舎なので地域にはそういった施設はなく、新幹線で都市まで出なければならず通うのも大変で、息子や自分の負担を考えてやめました。
今通っている診療所のスタッフ方(医師・支援の職員)に「今までのお母さんのやり方でいいと思いますよ。」と言って頂いたことも、やめた理由の1つかもしれません。
そう言って頂いて、私も「頑張ろう」という力が湧いてきました。
これからの課題としての『ソーシャルスキルトレーニング』の本も、スタッフに紹介して頂き、これから取り組んでいこうと思っています。
最近、友人のお子さん(女児・4歳)がアスペと診断されました。
友人は首都圏に住んでいますので、大学病院も民間の療育施設も通える環境です。
ご主人の反対もありません。
なので、私は「すぐに療育を」とアドバイスしました。
友人のお子さんは、住んでいる行政の機関で、月に一回の療育を受けることにしたそうです。
療育が必要か必要でないかは、やっぱり一度専門医に診てもらってアドバイスを受けた方が、たんぽぽ母さんも安心できる(後悔しない)のではないでしょうか?
息子は療育は受けていませんが習い事などをしていて、息子の担当医は「それでいい」と言ってくれています。
ご参考までにあげてみます。
息子が通っていた幼稚園は行事がとても多く、カリキュラムの多い幼稚園でした。元々が音楽園で、頻繁に(年4回かな?)プロの演奏家を招いてミニコンサートが行われ、また家でも「こどもコンサート」にはよく連れて行きます。
「こどもコンサート」では席の前に立ってノリノリで歌って踊る時もあるし、静かに座って聴く時もあります。状況によって違うことにかなり慣れました。
勉強面では、息子は言葉に遅れがあったので、3歳0ヶ月で公文教室で「国語」を始め、4歳になって数字に興味をもったので「算数」を始めました。
息子もアルファベットやカタカナ、漢字などの文字は自分でどんどん覚える子ですが、学校の授業に合わせた勉強というのは、小さい頃から公文でやっていたのでスムーズに取り組めました。
他には年長の秋(5歳11ヶ月)から、ピアノを初め、同じ頃にボーイスカウトにも入りました。
実を言うと、この2つは『自閉症傾向』を意識して始めた訳ではなくて、ピアノは「息子は音程が確かだし、男の子がピアノ弾けるとカッコいいなー」と思い、ボーイスカウトは、私はアウトドアが好きだけれど夫はアキバ系なので、息子をアウトドア系に引きずり込もうと思って参加させたのです。
私の「ピアノ習ってみない?」から、「お母さん、ピアノやりたい。」と息子が自主的に言い出すまで1年掛かりました。
けれど、やらせて(息子が”やる”と言ってくれて)、本当に良かったと思います。
例えば、息子はピアノの練習中「うまく弾けないっっ!!」と癇癪を起こしますが、逆に繰り返し練習し、出来るようになれば自信につながります。「癇癪を起こして途中で止めてしまうのはよくないこと」というのも自分でわかってきています。
ボーイスカウトでは、例えば集会で後ろを向いたり体を揺らすのもしてはいけないこと、というようなことをリーダーや周りの小学生の子供達から教わっています。
異年齢の子供達とゲームをする機会も多いので、小学校の「入学式」や「一年生を迎える会」も安心して見ていられました。
兄弟も友達もいない子なので、息子自身このボーイスカウトの参加もとても楽しみにしていますし、実は隊長のお子さんが自閉症(成人されて就職されています)ので、私も色々お話が聞けて一石二鳥です。
話は違いますが、昨日は私が学校まで迎えに行くと、クラスの男の子に追いかけられでパンチされていたのでビックリしました。息子は応戦しながらも逃げていたのですが、校舎に追い詰められたり、ガードレールに追い詰められてまでしつこく追いかけられてパンチされていて、それを見た時はもうクラクラしました。
いったい何があったのか。相手の子を捕まえて(すご〜く優しく)「なぜ叩くの」と聞いても言わないので原因が解りません。
予想できないことが、これからもたくさんあると思います。
たんぽぽ母さんのお子さんはまだ4歳なので、小学校入学まで十分時間がありますね。
焦る必要もないと思いますが、幼稚園ほど先生は一人一人の個性に合わせて関わってはくれないと思いますから、今の状態が続くようなら小学校に上がる前に診断が付いて支援を受けた方がいいのかもしれませんね。
長々と失礼しました。
|
|