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▼朧塚さん:
御無沙汰してます。(^o^)/
私からは、特定のミュージシャンに関係のない一般論としてお話させていただきます。(あまりビジュアル系ロックグループは好きじゃないので)
>どうも、歌詞の内容が自閉症に対しての偏見を助長するという事で、
>様々なアルバムに入っていたこの曲ですが、
>自閉症協会から訴えられて、廃盤となったらしいんです。
日本国憲法では、第21条において「表現の自由」を保障しております。
しかし表現の自由に限らず、すべての基本的人権は「公共の福祉」の前では無力とされています。
極端な話、このサイトのBBSで発達障害についてあることないこと、いろいろコメントすることは可能です。
でもそれでは発達障害の当事者(グレーゾーンも含めて)の名誉を傷つけることも日常茶飯事になってしまいます。
実際これは「2ちゃんねる」で既に常態化していることです。
>自分はこの曲が自閉症、発達障害の偏見を助長するとはとても思えないんです。
>むしろ、発達障害に苦しむ人間の心情を的確に表していうようにも思えます。
何れにしましても、ストレートな表現はそれだけ誤解も大きいものです。
発達障害の当事者の感覚を一般人に一部でも理解してもらう意図は私にも理解できますが、定型発達の感覚とはかけ離れたものを一般人に訴えても、定型発達の「常識」が当事者の「非常識」、逆を言えば当事者の「常識」が定型発達の「非常識」であるために、偏見の種になることは目に見えています。
ですので、どうしても少数派である当事者が定型発達の「常識」に従わなければならず、ストレスの原因になるのです。
しかし、多数派である定型発達が少数派の文化を受け入れるのに前向きであれば、少数派にとってもストレスを感じることは少なくなります。
ストレートな表現は、少数派の文化を受け入れるのにむしろ障壁となることが多いように、私には感じられます。
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