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▼akaneさん:
>リスパダール
>滑舌が悪くなったように思います。何を言ってるのか聞き取りにくい。
>(これも副作用の欄にありましたので)これのせい?
>眠気がひどく、朝起きられないのはこのせいもあるのか?と思いはじめました。
>改善点は特にありません。寝られるようにはなりましたが。
>リスパダールは、不眠が続いたとき、眠れるようにと出された薬ですが
>統合失調症などに使われることのほうが多いようで、
>うちは妄想も幻想もありませんし、
>この薬必要ないんじゃないの?と思い始めました。
リスパダールは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%B3
にあるとおり、抗精神病薬の中の『非定型』というタイプに属しています。非定型は比較的最近になってから、開発された薬なので統合失調症の方達の間では『新薬』とも呼ばれています。
ハロペリドール・クロルプロマジンなどの『古いタイプ』よりは頻度が少ないのですが、次のような憂慮すべき副作用があります。
(1)悪性症候群(シンドローム・マリン)
薬を一回に適正量以上に飲んでしまった場合や、他の抗精神病薬と平行して長期に飲んでいた場合のことが多いのですが、発汗・身体のこわばりを伴った急な高熱が出ることがあり、迅速な処置をしないと、命に関わって危険なので、悪性症候群と呼ばれて恐れられています。
服薬中高熱が出てしまった場合、血液検査をして、風邪なのかシンドローム・マリンなのかを判別する必要があるので、直ちに病院へ搬送する必要があります。
(2)パーキンソニズム
抗精神病薬は神経細胞同士の接点であるシナプスで、信号の受け渡しに使われているドーパミンが、受け手側の細胞へ入っていく入り口を、少しだけブロックすることで、適切な強さの信号が投げかけ手のほうの細胞から入っていくように作用しています。
ブロックされるドーパミンの入り口の数が適正な個数であればいいのですが、ふさがってしまう口が多くなってしまうと、信号の強さが弱くなってしまい、手の震え・腰がかがんで歩きにくくなる・不意に唇が不自然な動きをしてしまう・座ろうとしても具合が悪く直ぐに立ち上がってしまうなどの症状が出てきます。
これを防ぐため、リスパダールは大抵の場合、アキネトンなどの抗パーキンソン病薬(通称:副作用止め)と一緒に処方されています。
このほかにも、服用の初期にはかなりの頻度で立ちくらみが、また、これもあまり多くはないとは思うのですが、肝機能障害などというのもあります。
ともあれ『薬に対して不審(?_?)』であれば、まず主治医さんにその旨を話してみたほうが良いとは思いますが…
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