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▼りりさん:
>▼タカさん、こんにちは。
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>例えが適切かどうかわかりませんが、目が見えないかたの場合は、「目が不自由ですので」と言うだけでも(または言わなくても)、ある程度理解してもらえますよね。
>それは、目が見える人でも目をつぶってみれば、目の見えない人の不自由さを多少は体験・実感することができるからです。
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>でも、アスペって、まず理解そのものが難しくないですか?
>親の私でさえ、わかってない・理解しきれていない面があるのに、第三者へ理解してもらうのはすごく難しい。
私は「こころの散歩道」という鬱病関連の掲示板で別の精神疾患の患者から誹謗中傷されました。相手が自分が抱えている疾患以外について当方が「アスペルガー」とカミングアウトしたにも係らず、当方の病気について何も調べないで傷つけるレスがきました。もうそこの掲示板とは決別しました。精神疾患を持っていれば理解されない苦労を知っていると思ったのですが障害名を明かしてどんな障害なのか調べて何に気をつけてレスしなければならないかそのレスした精神疾患の患者はわかっていなかったのです。
「アスペルガー」は言語障害がなくIQが同年齢の健常者と大差ないので、この障害そのもののキャリアであることを障害を持つ本人すら気付きません。厄介なことに本人は障害でなく性格的な問題と考えて周囲とうまく溶け込もうと行動していく傾向があり大人になっていくに連れてそうした訓練をしていくので大人になってからの「アスペルガー」と診断するのが難しいものです。DSM−IVは定義だけであって、自分がその定義に合致するから即ち「アスペルガー」と判断出来ません。幼少期からの行動を精査していくことで必要になるのてすが「アスペルガー」が日本で認められたのは1994年からです。私は既に47歳半を越えておりその時点で既に35歳です。そして生育歴を知っている両親はここ2年で他界しており詳細を親に聞くことも出来ない。
「アスペルガー」であることを公表するのは適切ではないでしょう。恐らく性格の問題とか行動が自分勝手として解釈されるのがオチです。
また「鬱病」「精神科」という言葉だけで偏見を持っている人が家族の中にいて苦しまれている人が多くいらっしゃいます。「アスペルガー」は薬物療法によって寛解するものではありません。現在「脳の中である種のたんぱく質が関係しているらしい」という程度しか判っていません。お子さんには「アスペルガー」と告知するのは当面避けるのがよいでしょう。但し生育歴を残して大人になってから精神科の医師にあなたと一緒に診察を受けてからでも遅くありません。
あなたが出来ることは行動修正させること。しかもお子さんが不得手としている部分を理解しやすい表現にして根気よく説明することです。絶対に叱ってはいけません。萎縮して二次障害を併発する危険度が高くなります。
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