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ここの掲示板を見て感じたことがあります。それと昨日NHKの「福祉ネットワーク」を見て、何故親はありのままの子供を受け入れようとしないのでしょうか。
矯正しないと不都合が生じるのは生まれた子供が悪いのではなく、健常者の視点でしか環境整備してない行政などにあるのではないでしょうか。
何度か福祉ネットワークなどを拝見していると、「同情や哀れみはある意味差別と受け取れる」とか、「自分から助けを求めていないのに親切の押し付けが嫌」といっていました。生まれながらの個性であり自分とって普通であり、健常者が見ると大変と感じてもやれることは自分でしたいという意識がある。健常者は悪気があって助ける行為をしているのですが、本当は助けが必要な障害物を取り除いて欲しいのです。
親や家族としては健常者の環境では苦労するから子供側をなんとか合わせようとしていると掲示板を見ていると感じる。でも問題の本質は見えない壁を放置して無理に壁を子供に越えさせようという親のエゴが含まれているのではないでしょうか。
確かに健康で障害もなければ親としても苦労が少ないでしょう。でもそれって差別ですよね。生まれ持った「障害(この言葉も差別的で使いたくないが)」は子供の個性です。私は「赤緑色弱」という殆ど男にしか出ない遺伝的な障害を持っています。これでイジメにずいぶん遭いました。でも免許は取得出来たし、色で分析する仕事やデザイナーなどの就職は出来ないがちゃんと就職できました。ただ緑地に赤い文字が読みづらいだけで、単色の区別は出来ます。健常者からは誤解や偏見があります。正しい知識を持たず自分の主観で「色弱」はどの色も区別出来ないものと決め付けている。
昨日の福祉ネットワークでは母親が死産させたことを悔やだところから立ち直るものでした。また心臓に障害のあった赤ちゃんのことも採り上げていました。
そこでの親の声は「ただ生きてくれれば満足、それ以上は求めない」でした。
私の母親はこうした障害を持つ私を忌み嫌い、健康で手がかからず外で元気に遊ぶ弟ばかり可愛がりました。それに対して私には完璧を求めてきました。
遺伝でメラニン色素が少なく肌が黒く焼けないことを母親は叱りました。外へ出ても赤く腫れ水脹れが出来るだけでした。「色弱」もなんであの用紙に書かれた数字が読めないのか怒りました。私は自分で努力してやれることはしましたが遺伝的に不可能なことは努力しても無理なんです。しかし母親はそうした医学的なことは信じませんでした。
私はこれは「個性」であって他の人と平等に扱って欲しいと母親に言ったのですが理解してくれません。
ここで「障害」を抱えているお子さんをお持ちの方にお願いします。その子をありのまま受け止めて欲しいのです。
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