|
▼kazeさん:
はじめまして。お気遣いいただいたようで申し訳ありません。
> 辻井先生の著書の件で、行き違いがあったらと思い書かせて頂いています。
> 一冊の本でも、現在の自分が感じ、アンテナが敏感になっている部分が、クローズアップされると、同じ文章でも、受け取り方は随分と違うと思います。
> 辻井先生の著書も、私自身は子供にとって恵まれない環境にいた時には、共感したり、一緒に憤りを感じたりしましたが、今の段階では、『世の中には、先生の仰る例がある』『そういう環境が改善されないと言う場合もある』と言う様な、
>もう、『ハード』に時代じゃなくなる『ソフト』の時代が問われると言った、冷静な見方に変わっています。
> 勿論、これも、私自身の主観でしかありません。
辻井先生の本を読んだ時、私自身全く同じことをされた経験があるので過敏になっていたようです。
健診に携わる公的機関の言語聴覚士さんにずっと様子見をしてもらった結果、年長になってから急に専門の医療機関を紹介され、「どういうことか」と聞くと「私は専門じゃないので病院で聞いてください」と言われたり、思い当たることが本当に多々ありました。
また、私は行政職員で保育所事務に携わっていたことがあるのですが、保育士さんからは直接聞いたことがなく、連絡帳にも書かれていない私の息子のことが、「この間の親睦会で保育士さんが○○君のことオウム返しがひどい、人の話を聞かないって言っていたよ」と全然違うルートから耳に入ってきたりしていたので、保育所に対する不信感もありました。裏側から入ってくる保育所側の本音もたまに聞こえる教育委員会側の本音も筒抜けで、嫌な思いをしたことがたくさんあります。
行政と保育所はあてにならない。だからこそ親がどうにかしなくては。
そんな気持ちが強くて、みたらしさんの書き込みの真意を読み違えて自己投影してしまい、見当違いな書き込みをしてしまいました。
本を引き合いに出して、ある側面だけをクローズアップしてしまい、その本の内容を誤解させてしまうような書き込みをしてしまったことがとても恥ずかしかったです。
だからkazeさんや皆さんの書き込みを見て、とても勉強になったと思いました。
> 自閉症スペクトラムで、時々取りこぼされてしまうのは、
>その手立てが、『親の為なのか』『子供自身のためなのか』という、誰を主観にするかと言う目線の問題だと、私自身は感じています。
>
> また、子供自身にとって、今はどんな段階なのかも重要なのだと思います。
> ですから、ゆっきーさんの子育ての方法が・・・という事は、間違っていないと思います。
> 子供達それぞれが、十人十色違うように、親も違っていいのだと思います。
そうですね。私も日々手探りですが、主治医や作業療法、言語療法の先生方にお話を伺いつつ、子供が楽しみ、自信をつけることができるものを、私と息子なりのペースで進めているところです。
親の押し付けではなく、子供の得意なもの、やりたいことは何なのか、が一番だと思います。
> ゆっきーさんの文章を否定したのではない事だけは、ご承知置きください。
>
> 確か、辻井先生ご自身も、他の著書や講演で、取り巻く環境(ネグレクトな環境)とその子・人本人が持つ特質は、別に考えて対処していくという事を仰っていると思います。
お気遣いいただいてどうもありがとうございます。
私もkazeさんのような視点で、冷静に考えることが出来るように努力していきたいと思います。
|
|