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▼Chiquititaさん:
返信ありがとうございます。ちょっと忙しかったので遅れてしまいました。
>結論は藤井さんもLaoさんも私も同じで「同床異夢」だけの状態なので、仲直りも時間の問題でしょう。
Chiquititaさんも、意見の食い違いに対して歩み寄ろうとする努力が人一倍ですね。みんなChiquititaさんのように自分の言動を冷静に省みることができる人ならば平和になるでしょうね。
>ただ、私は藤井さんと違って、諸々の2次障害やパーソナリティ障害を感じています。その点も齟齬の原因だったので、結論が同じなら歩み寄りも難しくない、と感じています。
>だから、私自身も感情的になったことを反省しております。
確かにフリッツさんの言い方は、トラウマを抱えている当事者に対して無神経な言葉遣いだと思います。おそらく精神疾患を患ったことがない人の、平均的感覚なのでしょう。僕も自分がうつなどで追い詰められていた時に言われたら、反撃していただろうと思います。
でも、感情的に反発するだけで、本当に考えなければならないことに目を向けられなくなってしまうのだとしたら、それはもっと不幸なことだと思います。
だから冷静になって話しを続けようと思えただけで、Chiquititaさんはすごいと思います。これが普通の人はなかなかできないのですから。
例えば昨年の衆議院選挙だって、郵政民営化なんて大部分の国民にとってはプライオリティーの低い問題を争点に据えられて、コイズミ劇場と揶揄されるトリックに多くの人が騙されて感情を動かされ投票行動に結びついてしまったわけです。
911からアフガニスタン攻撃へ進んでしまったり、でっち上げの大量破壊兵器保有情報からイラク戦争に突入してしまったアメリカだって、みんなが感情的になって真実を見失ったから誤った方向に進んでしまったのです。
>藤井さんが提起されたテーマは、発達障害を取り巻く問題のうちで最も重要なものであると捉えています。参加者一人一人が晴れやかな気分になれるように、私も手助けできればいいな、と考えています。
そう考えてくれる人が一人でも増えてくれて良かったと思っています。
重要な問題と認識していただけたようなので、ついでにもうひとつ冷静に考えてみて欲しいのですが、アスペルガーや自閉症が脳の機能障害であるなどという説には、なんら科学的根拠は無いとは思いませんか?
確かに、fMRIや光トポグラフィーなどで脳の活動状況などを調べれば、多数派の人達との違いは認められるでしょう。
でも、脳の活動状況が違うからといって、短絡的にそれが少数派の人達の持つ障害とは言えないのです。
なぜならそれは、少数派の僕達自閉圏の人間が健常で、多数派の人達が障害である可能性も同時に含むからです。
だって、この世界に完璧な手本となる人間など存在しないわけですし、もし存在したとしてもそれが誰でどこにいるのかは、神にしか分からないのですよ。(注:神というのは例えで、特定の宗教の神を表すわけではありません。)
それに、脳のある部分の活動が低いからといって、それがその部分を使うことができない障害なのか、それとも違う思考方法をしているから使う必要が無く使わないだけなのかは、客観的には分からないのです。
つまり、どちらが正しくてどちらが間違っているとは言えないのです。どんなに科学が進歩しようとも、解明されるはずが無いのです。
それなのに、なぜ少数派が少数派だからといって一方的に矯正を受けたり副作用のリスクを負って薬を飲んだりしなければいけないのですか? 遺伝子治療などが出来たとしても、それを強制されて治療しなければいけない理由は何ですか?
それは少し昔に行なわれていた、他の精神疾患患者に対するロボトミーによる脳の破壊手術と同じではないですか?
そんなことをしないでお互いに歩み寄って共存できる道を見つけることはできないのでしょうか?
多数派の普通の人は、もし自分達が障害だから薬を飲んででも手術を受けてでも治せと言われたらどう思いますか? いい気分はしないですよね?
でも、分かりもしないのに自閉圏の人達を障害と決め付けて、”治”や”療”を迫るのは、同じことですよ。
こういうこと、一般の人が気付かないのならば仕方の無いことなのかもしれませんが、専門家といわれるような人達が気付かない訳が無いと思うのです。
それなのに何故、脳の機能障害などというレッテル貼りがまかり通る現状を、誰も声を上げて改善しようとしないのか不思議です。
このことをより多くの人にも考え直してみて欲しいのです。
いつもChiquititaさんに絡んでしまって申し訳ありません。僕は、相手が二人以上の会話に上手く入れないという特徴と原因は同じで、自分で項目を立てて不特定多数の人達に向けて文章を書くのが苦手なのです。
だからいつもコメントを返してくれるChiquititaさんには感謝しています。
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