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ASの人に関わらず 年齢を問わず一般の人々も 孤独、恐怖、不安にさいなまれているよ^^
これは 人類の普遍的なテーマじゃないだろうか?
ウーヴェ・ヨーンゾン(1934−1984) ドイツの作家ですけど 作品の多くに居場所を得られない人間の疎外感、孤独感が漂う。
略歴には ナチズム教育を行う寄宿舎に入った。 父親は保身のために ナチ党員になり ソ連軍に捕らえられて収容所で没しているよ。 ナチズムは彼の成長に影響を受けることは少なかったそうです、 でも 戦後、 東ドイツは社会主義の社会になって そこでの生活で 彼の人格形成に多大な影響を与えたそうです。
卒論がエルンスト・バルラッハの 「 盗まれた月 」を分析した論文で 表現主義の作品を論文に使ったために ” 市民的 ” として排斥されて定職も得られなかったそうです。
十年後に西ドイツにある出版社から 作品を発表して好評を得たことから 西ドイツに移住している。 以後 ニューヨーク、イギリスのシャアネスと 安住の地を求めて転居を繰り返しているけど その理由は彼の人生で経験そのものが 反映されているようだ^^
作品に 疎外感、孤独感、恐怖、不安などの個人的な問題を克服、解決しようととか もしくは その問題の起因の矛盾を糾弾しようとしなかった。 その表面に表出した孤独とか 疎外とかのその姿を 冷静に捉えることに重点を置いたそうです^^
この人の作品も まだ一度も触れたことがない私だけど^^でも、 思想の左右、上下の社会で生活した彼の その人生の道のりは 一寸先のほんの少し見える光を求めて、それは 自分の内から湧き上がる声、真正な声に耳を傾けて 生きてきたように思えてならないよ。
不安、恐怖、苦悩、葛藤を持っている人に アドバイスしても あまり参考にならないように思う。 参考にならないのは 人はそれぞれ個別で 同じ人は二人と この世界に存在していないことに起因するように思う。 それゆえに それよりも それらを吐き出す、話すことのほうが百倍も効果的のように思える。 内にあるものを言葉で話しながら 文字で吐き出しながら その人は自分の内面の姿を知るようだもの。 そして、ついに 自分の内から声 自分がどうしたいのか これを発見するのかもね^^
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