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初めまして♪(^o^)/
Chiquitita(チキチータ、自閉症→ASグレーゾーン)です。
当事者の立場から、コメントを拝見して気づいた点をお伝えさせていただきます。
▼PAOさん:
>息子は2歳半の時に、地域の保健師さんから言葉の遅れを指摘されて発達専門の病院を受診したことがあり、その時の診断では特に『障害』という言葉はなく『発達の遅れ』と聞かされましたので、いつかは追いつくものとずっと信じてきました。
>実際3歳で幼稚園に入園した時には言葉は単語程度で、集団での先生の指示にも従えなかったのですが、年中、年長と年齢が上がるにつれて文章で話すようになり、受け応えもできるようになったのでそれ程心配していませんでした。
私もそうでしたが、幼児期に言葉の遅れを指摘されていても、幼稚園までに取り返せるケースはかなり多いと思います。その点では病院の対応は問題なかったと、私も思います。
>ところが先日幼稚園から呼び出しがあり、先生方は息子の小学校入学に不安を持たれていることを初めて聞かされ、先生のお話を元に色々調べてみて、息子は高機能広汎性発達障害の可能性が高いと感じました。
>実は主人の母親が高機能広汎性発達障害の特徴にぴったり当てはまり、また小さい頃の話から主人もその可能性が高く、遺伝だと思います。
確かに、発達障害は遺伝の可能性が声高に伝えられていますが、親が発達障害(グレーゾーンも含めて)だからといって子供に100%の確率で遺伝するわけでもないと思います。
実際に遺伝かどうかは、お医者様に判定を任せるしかないでしょうね。
>夫は息子を「自分の小さい頃にそっくりだ」と言っているので、『発達障害なのでは?』という私の話には耳を貸そうとしません。
>義母も夫も息子も知能が並以上に高く、自分達が他の人とは違うのは知能レベルの差だと思っているのです。
>ですから、もし息子が『発達障害』ならば、自分もそして尊敬する母親まで人格を否定されると思っているようです。
問題は、ASやADHDが「障害」という観点で扱われることにあるでしょうし、そう感じている参加者はかなり多数に及ぶでしょう。
発達障害は、身体障害や視力障害などと違って、環境によってはまったく障害にならない場合も多いと聞いております。つまりはASやADHDの「特徴」のうち、障害として扱うことで「特長」の部分をも否定する可能性があることが問題なのでしょう。
それは、
>義母も主人も専門職につき、お付き合いしている人もごく少人数で主に仕事関係の人なので、対人関係に支障はありません。
>私もまったく気が付かずに主人と結婚しました。
>主人は普段おとなしくよく人の話を聞き、趣味も含め自分の専門分野になると饒舌になる人だとは思いましたが、そんなところを尊敬していました。(笑)
からも明らかでしょう。
トーマス・エジソンの少年時代のエピソードも、ASを障害という観点で扱うことの問題点を焙り出しています。
>それに夫が小学生の頃と違い、いじめの問題も心配です。
>幼稚園でも同級生から理由もなく叩かれたり、昨日は1つ下の年中の子供達男女5人に囲まれ「○○(息子の名)アホ」と言われていました。
>息子は意味がわからないのか、それとも仲間に入れてもらえていると感じているのか、怒るではなくニコニコしていました。
いじめの問題は気がかりですね。
息子さんに、他の園児たちと比較して外見上目立つような特徴はございませんか?
極端に身長が高かったり、スポーツが万能だったりする場合はむしろ羨ましがられるのかもしれませんが、一人だけ極端に背が低いとか肥満体であるとか、といったハンデになりうる外見的特徴があると、いじめの問題はなおのこと深刻になるでしょう。
(私の場合は身体障害を徹底的に攻撃されました)
発達障害に対する偏見の強い環境だと、なおさら問題になるかもしれません。ただ、子供たちの間では弱点を攻撃していじめの対象にするということは昔からあることなので、PTAや幼稚園児ママの集まりを通じて啓発活動を行う必要はあると思います。
今は大人ばかりでなく子供もストレスの嵐にさらされており、大人ですら他人を攻撃することでないとストレスの解消ができない人が増えています。
息子さんには状況が把握できていないのかもしれませんが、私としてはPAOさん以上に息子さんの将来を案じております。(いじめの被害者だからなおさらなのでしょうが)
いじめの問題が現実のものとなったときに、またこの場で対応を話し合いたいです。
>主人は自分のことを「4年生から変わった」と言っているし、本にも10歳から目立たなくなる子がいると書いてあったので、息子もそのタイプだと思います。
>私ももっとこの障害のことを勉強して少なくとも4年間は息子を守り、息子が長所を伸ばして自分に自信がもてるように支えていきたいと思っています。
>けれど入学してみないと、担任の先生も理解をしてくれるかわからないし、素人の私に療育のマネごとができるのかもわからないので、不安でいっぱいです。
不安を煽るようで申し訳ありませんが、書籍のコメントで「10歳から目立たなくなる児童がいる」とある以上、10歳を過ぎても特徴が目立つ当事者もかなり多い、ということも否定できません。
しかし、息子さんを守ろうとするPAOさんの親心は大いに褒められるべきであり、私個人としても(、サイトとしても)PAOさんの親心にはできるだけ応えたいと思います。
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