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▼らっくさん:
>出張中に気がきかないと説教されました。
親切心からのお説教だと思います。きちんと悪い点を教えてくれる大人は少ないのですよ。
>誰もが経験するだろうことであり、そのときも、僕だけではないと言っていましたが、どうも理屈がわかりません。
発達障害者は、まずはわからない…と思います。
その苦しいお心内は、お察しいたします。
>基本は「先輩が動こうとしたら奪ってでも自分が動く」「やってもらいたいことは自分もやる」というのはわかりますが、僕は他の人にフォローされるのが嫌いなので、どこまで手を出していいのかわかりません。
発達障害は、視点として「自分は人からやられていいと思わないのに、相手にするつもりにならない」です。
私の話をしますと、私は夫の実家でなにもせずに座っている嫁でした。
これ、主婦の方が読まれたら、きっと「ええっ!」って、思われるでしょうし、なにが問題なのかおわかりになっていただけると思います。
お姑さんが「座ってていいのよ」と言ったら、そのまま座って、テレビ見ていました。
後から、かげでお姑さんが「普通、座っていてといわれても、手伝うもんだ」と言ってるのを聞いて、「手伝って欲しいなら、そう言えばいいじゃない!かげで言うぐらいなら、何をしていいのか、言ってよ!」
と、思いました。
さらに、「私は自分の台所を勝手の知らない他の人に動かれたくないから、私も勝手の知らない、人の家の台所で動きたくないわ!」
と、思いました。
さあ、主婦のみなさん。私の問題点がおわかりになられますか?
これを「お姑さんもいるところで動かないのは当然よね?」「そのお姑さんがおかしいのよ」
と、思いますか?
また、主婦が数人集まる場。
夫の実家で、大姑と、姑と、私が居る場所とか、
または、うちの実家で、うちの母と、弟嫁と、私が居る場所。
数人主婦がいて、食事の用意や片付けをします。
すると、私は自分がどう動いていいのかわかりません。
お嫁さんは、おそらく定型者なので、さっと動いて、お食事を持ってきたり、台所にたったり、すぐに片付けたりと動きますが、
私は、ついボーッとして、母に怒られます。
でも「え?いつ片付けていいのかタイミングがわからなかったから」「だって、他の人が動くと、自分のすることがわからないしー」
で、動けません。
これは、子供にも言えまして、
うちのASの息子、学校で最初、みんなと掃除が出来ませんでした。
ほうきがなくなったら、「自分はほうきをやろうと思ったのに!」と、だから、モップをやろうとか、ぞうきんをやろうとか思いつきません。
自分が掃除しようと思ったところを他の人が掃除してしまうと、パニックを起こして、「そこは自分がやろうと思ったのに!やることがなくなった!」と怒り出します。
私の行動はこれと同じです。
また、言葉だと「社交辞令」というものがあります。
「社交辞令なんて、そんな上辺だけの事、言われて嬉しくなんか無い。だから自分は言わない!」
と、すると、角がたちまして、世間で疎まれますし、嫌がられます。
これを、世の中はそういうものだ、と割り切って、言えるようになりますと、
それこそ上辺だけの言葉なのにもかかわらず、これが出来る人間は、
「あの人は立派だ。よく出来ている」と評価されます。
そんなものだと思いましょう。
うまく動けないのに、自分はそれをされて良いとは思わないのに、なぜやらなければならないんだろう?と、考えてしまいがちですが、
それが出来るようになると、人間関係が円滑になります。
最初は疲れますが、慣れるにつれ、体も脳も覚えていきます。
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