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▼トラネコさん:
>定型の人には暗黙知の技術でもあるんですか、
>そういう問いを含んでいるのではと思いました。
>
>>言う前に頭の中で予測します
>
>と書いて下さっていますが、
>どうして、予測できるんだろう、
>どうして、自分は予測できないんだ、
>というのが、日々の悩みです。
>でも、簡単に伝授してもらえるノウハウなんて、
>たぶん、無いのでしょうね。
>定型の人は、こんなふうに赤ん坊の頃から、
>周囲との間合いを測りつつ成長してきたのですね。
>その結果として身につけたスキルですね。
>それをこれから習得しなくてはならない身としては、
>人と接するたびに緊張するのも当然かと思いました。
>
>自分の思いばかりの長文レスですみません。
>でも、まだ、ヒントだけでもなんて、期待しています。
はじめまして。おっしゃる通りです。
私は小学校3年くらいの時から、意識して相手の反応を伺い、友人関係が円滑にいくよう努力して現在に至ります。
そんな私ですから、ASの娘が同年代の人と対人関係が維持出来なくて辛そうにしているのを見て、「どうにかしてやれないものか」と日々心を痛めています。
大したことは書けないのですが、
まず、初対面の人とは、「天気がいいとか悪い」とか「誰でも知っているような
ニュース」について話題にし、「嫌な世の中になってきましたね〜」くらいの
会話で様子を見ます。・・・これが私の言う、無難な会話です。
最初はお互い、様子の探りあいです。
次に「出身地はどこか」というような質問をして、もし、その出身地について
自分が知っていることがあれば、言ってみます。
「昔、行ったことがあります。」とか、「○○が(特産で)おいしいですよね。」
「知人の出身地です。」等、相手が喜んで反応してくれそうな話題を振ります。
「休みの日には何をしていますか?」なんていう質問も無難でいいと思います。
その質問で相手の趣味が解れば、そのことについて話せばいいですし、
もし、「ゴロゴロしている。」等の答えなら、「そうですよね、疲れちゃいますよね。」と共感します。
最初はこのくらい、会話出来れば充分だと思います。
次に合った時の相手の反応は、結構重要だと思っています。
「ああ、また会いましたね。」と言いたげな「ニコっ」とした笑顔を向けて
くれれば、自分がその人に好感を持たれたと判断します。
勿論、自分も一生懸命笑顔を作ります。
これで親しくなる第一段階、クリアです。
次は、「誰と住んでいるのか」とか、聞いてみて、親元なら「安心ですね」
一人暮らしなら、「料理はするんですか?」、結婚していれば、「お幸せですね。」とか言ってみます。
普通の顔(特に笑顔ではない)で挨拶してその後、「何事も無かったかのように」視線を他所に向けられたら、「まあ、今後も距離を保ったお付き合いだな。」と判断してまた、当たり障りの無い会話をします。
特に意識をしたことは無かったのですが、私はだいたいこんなパターンで
初対面の人と会話をし、「笑顔の有無」や、「相手が自分が振った話題にどのくらい積極的に返事をしてくるかという量」で、距離(自分がどの程度、受け入れられているか)を計っています。これが、「暗黙知の技術」かと言われると、正直、よく解らないのですが。
素人考えですが、自分なりに自分のパターンについて書いてみました。
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