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僕はここで発達障害に関する文章をときどき書いていますが、聴覚障害も
持っていて、生活に及ぼす影響はむしろ後者がメインのようです。
聴覚障害の程度ですが、自分自身の実感では、補聴器を使用すれば音声
言語による意思疎通がある程度できて、音楽を聴くことを趣味にしています。
少し前に病院の耳鼻咽喉科に行ったとき、聴力検査を受けました。聴覚
障害を持っている関係上、検査を受ける機会が多いのです。
検査が終わった後、検査結果のグラフを見ました。医師に「平均すれば
dBはいくつ?」と質問したんです。「平均すれば」というのは、音の高低
で差があるからですが。それで、数字を聞いたとき少し驚きました。その
数字は「難聴」を超えて、「ろう」の範囲に入る、大きなものだったから
です。
医師に「dBの数字が同じでも人によって状況が違うんだ」と言ったら、
「その通りです」と返事があって、どうして僕はdBの数字が大きいわりに
音声がよく聞き取れるのか、その理由を説明してくれました。
もっとも、少し考えてみれば、会話を聞いていて内容が全然分からない
こともよくあって、歌を聴くときも歌詞の聞き取りはかなり難しいので、
dBの数字が大きいだけのことはあると、一方では思いますが。
会話の部分ですが、一字一句正確な再現ではありません。正確な記憶が
残っていないので。
やっと、ここから本題に入ります。本題なのに短いですが・・・。
ここの掲示板で「診断結果に納得できない」という話題をときどき読み
ます。
その背景にあるものとして、発達障害の場合も、上に書いた僕の体験
みたいに、「本人の実感」と「医療機関での診断結果」が一致しないように
感じるという現象が起きてしまう面があるのではないか? と思います。
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