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▼埼玉てりーさん:
はじめまして、ジョンと申します。
アスペルガーと診断された52歳、会社員です。
私がある発達障害専門医の門をくぐった時のことです。
先生は、具体的に何に困っているのか、については相談に乗らないでもないが、
基本的に、あなたを診察することはできない。と言われました。
なぜでしょう。私は無理に頼み込んで、診察してもらったのですが、
後に、真意が分かりました。
私が、「アスペルガー症候群についてどうしたらよいのでしょうか。」と
聞くと、先生は、「私は治療しなければならない患者が沢山いる。アスペルガー
云々について言うなら、もう来ないでくれ。奥さんが困っていると言っても、
女性は植木の葉が青いのか、そうではないのか気にするものだから、
アスペルガーの話をしても、奥さんは関心を示さないですよ。」と
言われました。
つまり、女性にとって、概念が先行することはない、日常において、
植物が枯れるか、大丈夫なのか常に、環境に重点をおいて
実生活で生きているのが、女性だ、と先生はいいたかったのだと
思います。確かに、家内は、私が怒り出すか、怒り出さないかが
判断のすべてのようで、最近、人格が変わってしまってから、
毎日、機嫌よく暮らしています。
女性が、難解な概念を理解するより、日々の暮らしに追われて、
哲学をやらないのとおなじではないかと思っています。
これは、女性蔑視ではありません。家事をやったことがある人なら
分かると思いますが、主婦にとって、やるべきことは毎日沢山あって、
概念など考えている時間がないのだと思います。
勿論、総ての女性がそうだと言っているわけではなく、
女性の哲学者もいますし、哲学について興味を持つ人がいることも
知っています。私の家内も、発達心理については、人に教えるくらい
詳しいですが、それは、育児に苦労したからです。やはり、自分に
必要のないことでないと、本気になれないのだと思います。
仮に、埼玉てりーさんが、自閉症傾向で奥さんとの間で問題があるなら、
誰よりも、関心を示すと思います。
先ほど登場した専門医ですが、「来るな。」と言われてから、別の先生に
変えました。佐々木正美先生がおっしゃっていました。医師とは
「一体、この患者のために、自分は何ができるだろう」と考えるとき、
謙虚になる。そうでない医師は、度々傲慢になる、と。
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