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かめさん。はじめまして。
あまりレスしませんが、キリンの首という40代後半の男性です。
私は、PDDでASの確定診断には至っていませんが、
対人恐怖や社会不安障害として10年以上、精神科に通っています。
予期不安とか過緊張という不安障害系のキーワードは、よくわかります。
これら「不安」に対する決定打となる対処法が、私にも見つかってはいません。
私は、人と体でぶつかり合う体験が「不安」の治療に役立つのではないか、と考えて、この5年位、空手や拳法の稽古に週に1、2回通っています。武道以外にも、毎日一時間くらいは、ウォーキングやジョギングをして、気持ちや体をほぐすことを心掛けています。「不安」は、頭や脳が不安のメカニズムで廻っているということですから、運動をすると、意識の場所が「頭」から「肚」の方に下がるので、不安障害には、良いように思っています。
「不安」に陥った、陥りそうなときは、とにかく体(主に肩)に力みが入り、少し興奮気味になり、かつ呼吸も速く、浅く、小さくなっているものです。そのようなときには、息を少しでも長めに何度でも吐くことで、呼吸から切り替えることにしています。とにかく、自分自身を緩める工夫を身に付けておくことが大切です。
それと、人が自分をどう思っているのかが、著しく気がかりになるという症状も出ますが、これはASという器質性障碍がある場合には、強迫性や強迫観念が根っ子にあるので、自分の思い込みから心を自由にすることは、輪をかけて困難になるのかとも思われます。
対処法としては、脳の思考回路や意識のチャンネルを切り替えるということになるのでしょうが、自分で判っていても容易には、出来ないものですね。
人々の意識の大部分は、自分のこと、今自分に直接・間接関わりのあることにあるものです。通常は、他人のことなんて四六時中、意識していませんし、意識できません。他人の眼なんて、その人の体にくっ付いているもののことで、オレは関係ないよ、というような調子で気楽に構え、自分が今、手元でしていることなりに、まずは集中してみることでしょう。
私はそれでも、人の「眼」に囚われてしまいがちになるときには、自分の腕を一瞬つねってみたり、両手のひらで頬をバンと張ってみる、なんてことをします。人が怪訝そうに見てきたら、「気合入れなきゃ」などと応じながら、ニッコリ笑えれば良いのです。
かつて私は、かなり強い不安感、恐怖心に近い感情に囚われたことがあり、そのときは、心の中で、「森羅万象、悉有仏性(しつうぶっしょう)」などと念じてみたり、知っている真言密教の短いマントラを心で繰り返し唱えていたこともありました。
このような何らかのご自身に合った「不安」との付き合い方を探し工夫してみてください。同病者として私が言えることは、こんな程度です。
最後に、薬について少し気になったのですが、私もソラナックスやレキソタン、ルボックス(SSRI)、リスパダール、他には催眠剤を常用していますが、人前で服用場面を問われても、神経症の薬だとでもいうつもりです。そのことで他人がどう思おうが、私はあまり気になりません。
職場の雰囲気や事情も様々あるのでしょうが、服薬に重い副作用でもないのであれば、それほど気になさらなくとも良いように、私には感じられます。
周囲の人たちには、胃薬だとか、疲れやすい体質なのでビタミン剤だとか言っておいても良いのではないでしょうか。精神科処方薬に実際にビタミン剤を混ぜて飲んでもいいかもしれませんね。
この書き込みが、いくらかでも足しになれば、幸いに思う処です。
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