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▼さなえさん:
さなえさんを始め、皆さん、とてもつらい過去を乗り越えられてきた事を知り、心が痛みます。
私は、障害がありません。
もちろん、からかわれたり、意地悪を言われたりしたことは、ありましたが、いじめと言うほどのことを、学校でも社会人になってからも一度も経験した事がありません。
むしろ、逆の立場であったかもしれず、私が心ならずも傷つけてしまった人がいたら、本当にごめんなさいと謝りたい気持ちでいっぱいです。
でも、いじめを経験しない人生もあるという事をお伝えしたくて。だから、どうか悲観的にならないで下さい。
だって、これからいじめが絶対にあると思って恐れて生きていたら、本当に起こってしまうのではないでしょうか?
「あなたは、ダメな子ね」と言い続けられたら、本当にダメな子になってしまうのと同じではないでしょうか。
さなえさんが、親御さんからとてもひどい言葉や態度をあびせられたこと、とても苦しかった事と思います。
愛しているよ、というメッセージなしで育つことで、きっと、ご自分を責めたり、ダメだと思ったり、自分が嫌いだったのではないでしょうか?
でも、それは、親御さんから与えられた間違ったイメージです。
さなえさんは、本当は心の美しい素敵な方です。本当は愛されるべき存在なのです。自分を好きになって欲しいと思います。
さなえさんだけでなく、いじめられた経験のある方は、もし、今まで自分にひどいことをした人(親、いじめた人)を赦してあげることができたら、ご自身も楽になると思います。赦すという事は、その人を正しいと認めることではありません。ただ、自分自身がもうその事に縛られないという宣言だと思うのです。
うらむのではなく、自分がその過去から開放されて自由になる方が楽なのです。
私は、お子さんが、さなえさんの愛情をいっぱい受けて、自分が尊い存在であることを知って育っていく事で、生きる力を蓄えられると思います。
意地悪や嫌な人間は回りにいないはずはありませんが、自分に自信を持って生きていければ、いじめという負の力に打ち勝てるはずです。
どうぞ、愛しているという事を、表現してあげて、言葉やスキンシップでたくさん伝えてあげてください。
障害があるということは、ハンディではあるけれど、負い目に感じる必要はないこと。良い所を見つけて伸ばしてあげて、あなたは、特別な存在で、私は無条件にあなたを愛しているというメッセージを送ってあげてください。
そして、生きること、命こそが大切である事も。
身体に明らかな障害があっても、明るく自信に満ち溢れている方もいます。
そうは言っても、それでも、いじめにあってしまったら、あなたが悪いのではない事、学校が絶対の場所ではないことをまず伝え、他の道を一緒に考えてあげればいいと思います。
いじめられた事のない人が何言ってんの?!というご批判を承知の上、書かせていただきました。
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