|
▼みたらしさん:
はじめまして! 最近、この館におじゃまさせていただいているじゅんこです。
保育施設(幼稚園)に身を置くものです。
>家に帰ってから絵を描いて
>「ママは、ちゃんと迎えに行くから安心して。帰りの会の時は
> ここに座って先生の話を聞くんだよと説明しました。
私も、経験から絵や写真など、今、目で確認できることが楽に自分の中にとりいれられるということを学びましたが、みたらしさんのお話しを聞いてそのことを確信させていただきました。ありがとうございます。みたらしさんのアプローチはお子さんにとって、とてもわかりやすかったのではないでしょうか?
私は療育という面からの専門的な知識がとても浅く、経験も少ないため、このサイトでみなさんがお話し下さる内容がとても参考になります。さまざまな事例や資料から私自身もてさぐりで、日々の保育を展開しているというのが現状ですが、きっと、みたらしさんのお子さんが通う園でも、同じなのではないかなと推察します。
>よくよく考えると
>子供は私の期待に答えようと必死になっているのではないか・・・と
>いつかその気持ちが爆発するのではないか・・・と心配になってきました。
>
上からおしつけるような態度や一方的に命令するような言葉は言外ですが、こちらの働きかけに、こどもが負担を感じているかどうかは、日頃のお子さんの何気ない様子を観察することで、子どもがだしているシグナルを早くキャッチできるのではないかと思います。私の場合、不満そう、いらいらしている、目つきがいつもと違うなどの様子がそうでした。爆発する前には、必ずその爆発の起爆剤(原因)があると思うのですが、それを見つけるのが、爆発後ということがけっこう多いのが現実です。そこで、私はその爆発もその子の大事な感情の表現として受け止めるようにしてみました。けがしない、他児に危害がおよばない、暴れてもいい場所で、その子自身が高ぶった気持ちが静まる時間と場所を提供し、可能なかぎり、あれこれ声をかけずに見守る(タイムアウトというのだそうです)と、「落ち着きなさい」とか「暴れてはだめ」などというより、ずっと早く自分で自分を立て直すことができるようです。
シグナルの段階で気が付いた場合は、なにがいやなのか?をきちんと聞いて、確認し、どうだったらよかったのか?あるいは自分はどうしようと思っているかなどをその子自身の気持ちをこちらが言葉に変換して提示すると、自分の気持ちにいちばん近いものにヒットした時に、「自分は今こう思っているんだ」と自分の思いを外からみることが出来るようになって、とても落ち着いた表情になります。(このことは、ASかどうかに関係なく、どのお子さんにも有効です。)
>ここまで従順に指示を聞く息子が心配になってきました。
先ほどの絵の説明でお子さんがとても納得してこの行動を自分の行動として受け入れたということで、指示に従順にしたがったのではないようにも思うのですが、いかがでしょう?私の少ない経験ではありますが、なりたい自分の姿をもっているのが、知的発達障害を伴わないお子さんなのではないか?と思います。その自分に到達できない自分がきらいだったり、あるいは大人の期待に添いたいと無理に頑張ってしまうのだとおもいます。
みたらしさんもそうしたお子さんのことをよく理解なさっておられるからこそ、心配になられるのでしょうね。また、よかったら、おこさんの様子お知らせ下さい。保育する側もたくさん学んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
|
|