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昨年には静岡県でタリウム使用による少女の母親への投与による殺人未遂事件と大阪府では姉妹殺人事件が発生しました。その犯人の共通点は「高機能発達障害(以下AS)」の当事者である事です。
犯罪被害者やその関係者、遺族に対してはご冥福を祈ります。
ASの当事者で社会人として何とか就職生活出来ている私としては、非常に悲しくて遺憾の念で一杯です。また、大阪の事件現場へ行って献花したいと思っています。事実、私が東京に住んでいた時に、浅草の自閉症者の男性による女子大生殺害事件の現場へ行って犯罪被害者の冥福を祈りに行きました。
しかし、多くの一般の人達やマスコミ等は「犯人は許せない」や「犯人を厳罰に処罰すべき」、「残酷極まりない」、「この様な事件は二度とあってはいけない。」等の表現が多いです。「これでは、事件が風化したり、AS等の発達障害者に対する印象の悪化や偏見、差別、責任転嫁等を助長させ、問題解決への道標を作ろうとせずに過去の事として片付けようとしているだけだ。これでは真面目に社会生活に溶け込もうとしたり、障害者に対する偏見や差別と闘いながら学校生活や就職生活、療育等で精一杯頑張っている人達の立場に取ってみればたまったものではない。これでは風化してしまうだけだ。二度とこの様な惨事が起こらない様にする為にはどうすれば良いのか?。事件や問題が起きた背景は一体何なのか?。健常者や社会、行政の方にも問題や責任がある。そちらの方の解決が先決だ!」との我慢が出来ない気持ちで一杯です。
私の考えは下記の通りです。
1.障害児者の差別禁止法の設定。
2.発達障害児者の就職場所の受付け体制や職業訓練施設の拡充。
3.オーストラリアの様に、発達障害に関する項目をマスコミ(新聞・雑誌)に定期掲載して、発達障害に関する正しい知識と理解に関する啓蒙活動。
4.発達障害者児関連の一般社会人や学生のボランティアの育成や体験実習活動の拡充。
5.発達障害者児の受刑者に対する中途半端でかつ高圧的な更正を予防を目的としたプログラムの作成とサービスの拡充による司法改革。厳格さと暖かさとを両立させて行く事。
6.障害に関する情報公開が出来る社会の形成と構築。
7.一般事業主や幹部職員等を対象とする発達障害関連の教育実習。
以上
もし、私の以上の様な事柄に対して疑問点や問題点、個人的な意見が有りましたらどしどし言って下さい。お待ちしてます。
偉そうな事ばかり言ってしまいまして、本当にすみません。
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