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▼かよさん:
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>例えば、
>・自分の言動によって相手(私達)が不愉快になっていることがわからない。
>・普段はオドオドして視線も合わせないような感じだが、いきなり「お金が無いからお菓子を奢ってくれ」「映画につれて行ってくれ」などとねだり、断ってもしつこく言ってくる。
>・非常に頑固で我が強い
>・殆ど謝らない。仕事に不満を言うので「それは違う」と諭しても、自分は悪くないと思っている。
>・不器用
>・言葉が篭っていて不明瞭
>・一つのものに執着する。
>例えば、学生服のような白いカッターシャツが好きで、春夏秋はずっとそれを私服として着ている。それが一番かっこいいと信じて疑っていない。
>・実母に対して、暴言を吐いたかと思えば、髪の毛をずっと撫でたりする。
>・周りを見て、雰囲気を察して行動することができない。
>例えば、家族皆がご飯の支度を始めても、自分だけボーっと座っている、人の通りの邪魔になるところに平気で座っていて、こちらから「通れないからどこかへ移って」といわないと移動しない等。
>・約束したことを守れない
>・人との関わり方が下手
>・大げさな表現をすることがある。
>父が働いている業界を少し体験してみたい、という軽い気持ちで来たのに、職場でやる気が無いと叱られて帰って来た時、「やる気はある。地元の友達を捨ててきたようなものだし」など。
表現や、文章全体から、かよさんの従兄弟の方に対する苛立ちやネガティブな感情が伝わってきて、自分も人にこのような思いをさせていたのだろうか、と胸が苦しくなるようです。
私にはその従兄弟の方がアスペルガーかどうかは全く判断がつきませんが、私が実家にいた頃に、家族に言われていた言葉に似ていないとも言えません。
しかし、その頃の私にはわからなかったことですが、どうやら私はそういうことを言われたときにもあまり表情が変わらず、そのために何も感じていない、鈍感だ、と思われていたようなのですが、実は非常に苦しんでいたのです。何か怒られているということは理解できるけれども、内容はよくわからず、自分なりに必死で考えて対処しようとするのだけれど、何か見当違いのことをしてしまうらしく、また怒られたり、或いは笑われたりするということが多かったです。
たとえば服装についてですが、私は、アスペルガーという言葉に出会い、更にその特徴を知って初めて、自分が重ね着が嫌いなことや、色や模様の複雑な服が苦手なこと、伸縮性のあるニットが好きなことなどを自覚することができましたが、それ以前には、普通の格好をしなくっちゃ、というプレッシャーがありながらもいつも同じような格好になってしまう自分について、自分で説明する言葉を持ちませんでした。
「いつもその服着てるね、それが好きなの?かっこいいと思ってるの?」ともし訊かれれば、「うん」と答えるしかなかったことでしょう。
あるいは「せっかく買ってあげたのに何故着ないの?」と訊かれても答える言葉がなく、頑固な、好き嫌いの激しい、感謝を知らない子だと言われたこともあります。
そのように言われることをとても悲しく思い、それを着てみようとするのですが、それがとても難しいのです。それが「できない」という感覚は、おそらく普通者の方にはわからないのではないかと思います。「着ればいいじゃないか」と思われるのではないでしょうか。
個人的なことばかり書いてしまいましたが、私は専門家でもなく、専門的な知識もないので、あまり参考になるようなお話はできません。やはり、専門家の意見をお聞きになるのが一番かと思います。
しかし、相談してみられた結果、従兄弟の方がアスペルガーであろうとなかろうと、一見「変」な行動も実はその人なりの理由があるのかも知れない、実は本人も自分が「変」であることで苦しんでいるのかも知れない、という考えを持って接してもらえれば、と、昔の自分のことを思うと願わずにはいられません。
何だか余計なことばかり申し上げたようですがお許しください。
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