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くらいみありばさん、はじめまして。アスペ寄りPDD当事者のmimicoと申します。
欝で病院にかかったところ4年ばかり何の進展もなかったのに、自力で情報集め&確定診断のお願いをしたところ、3ヶ月ちょっとで診断が下りたワタシ自身の経験から何点かアドバイスさせていただきます。
まず『紹介状ひとつ書いてくれない』と言う点について。紹介状は、はっきりと「紹介状を書いてくれ」と言わないと書いてもらえません。医者によっては紹介状を書くと言うことは自力ではこれ以上の医療行為はできない、という意味にとられかねない。紹介状自体も結構な本人負担額、しかも健康保険の対象外ですし。しかし紹介状を持たずに大学病院をはじめとする200床以上の大病院の外来にかかった場合、初診時特定診療費というやつがかかるのですね。これがまた高い…ほとんど紹介状と同じくらい(病院によって違うが、たいてい紹介状相当の額)。また、紹介状があることにより、セカンドオピニオン自体を受けやすくなったり、確定診断そのものが早まったりするので(ワタシのケースがまさにこれ)、半分脅してでも必ず紹介状を書いてもらうべし!ただし、紹介状はすぐには出来上がってこないので、その医者から大学病院に送ってもらうなり、後日取りに行ったりする必要があるのですが。特に発達障害系は紹介状の有無で確定診断のスピードが天と地ほどにも違ってくることを思えば、紹介状の1通や2通、ケチってはいけません。
『3分診療でしょ』これはとんだ思い違いです。紹介状をお持ちの上ではっきりと「発達障害の専門外来をお願いします」とお伝えすれば、初診だろうが再診だろうが少なくとも小1時間診察してもらえます。成人でも診てもらえます。逆にそのために予約の時間より遅くなることのほうが多いくらいです。イメージだけで適切な診断を遅らせてしまうことのほうが弊害が大きいと思われますので、とにかく1日でも早く大学病院にかかりなさい。
『ショックを受けるといけないから本人には告知せず』これが一番よくない。少なくとも、自閉圏の人の場合、原因のわからない閉塞感が一番のストレスとなるのであって、逆に本人告知はプラスにこそなれショックはほとんどないだろう、と思われます。というよりこれはワタシの実体験から言えることですが。事実ワタシ告知後坑うつ剤いらなくなりましたもの。無理やり動いている鬱もつらいですが、引きこもりはもっとつらい、社会との接点が切れてしまうから。社会性が育ちにくいからこそ社会との接点を切ってはいけないのに、今のままでは最悪行為障害に発展しかねない。そうなったら今度は治す場所も機会もない。高機能広汎性発達障害の場合、支援費の対象外という現状を考えれば、これ以上放置してはいけないところに来ているのではないでしょうか。
慰めの言葉もない上大分辛口かと思われますが、悪気はございませんので、お気を悪くせずに。息子さんの1日でも早い社会復帰を同じ自閉圏の仲間としてお祈りしております。
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