|
▼まきおさん:
>息子10歳、11月に、ASと診断されたのですが、
>今現在、忘れ物、無くしてくるものがややある。
>人の嫌がることをして喜ぶ、キレて、物や、壁や、親をなぐる。
>
こんにちは。たまにしか顔を出さなくなった菜の花です。
私もここの掲示板にどんなに助けられたかしれません。まきおさんのお気持ち、本当に分かります。
kazeさんや三月うさぎさんが適切な助言をなさっているし、私は発展途上国に住んでいて日本の事情は分からないので、上記の短い文から私が共感した部分に絞ってお話したいと思います。
息子は今は12歳なのですが、息子の一番の問題点は切れる事でした。
パニックだと思いますが、切れると発狂したみたいになってしまいます。涙、大声、体が震える程の怒り、そして大抵は物を投げたり、壊したりですが、人が近づけば人も蹴ったり、突き飛ばしたりします。その時は破壊行為のみを目的とするので、何かをメチャメチャにしなければ収まりません。
人の嫌がる事をして喜ぶのは気を引こうとしているのだろうとは思いますが、つまり、言葉で普通に会話で相手に自分の事を話して聞いてもらったり、それによって自分が認めてられるんだという満足感が得られないからするのではないかな、と思うのですが、困るのは歩いていると足を引っ掛けて私や兄弟を転ばせようとする事です。成功するとゲラゲラ笑います。他にも前はくすぐったり、物を隠したり、色々していました。そして相手が引っかかったり騙されたりすると本当に嬉しそうな顔をします。
私も精神科医とか色々試したのですが、結局お国柄、セラピーなど何も受けられないと分かり、今は大学の心理士の所でのプレイセラピーで落ち着いています。と言うのは、ASであるというのも問題かもしれませんが、結局相手の気持ちが読めなかったり、社会性が育っていない、授業などは良くても運動会などの何の説明もなく色々な事が起こっている場面でパニックになりやすいなどで、自分に自信もないし、友達も作れないなどの2次障害のフォローも大切だと思ったからです。心理士は発達障害の理解もある人ですが専門家ではないので、主に息子の気持ちの面を中心にプレイセラピーをしてくれています。おいおい家族の気持ちのフォローもしていきましょうと話しています。
息子には言いたい事が沢山あったのですが、相手にそれを上手く伝える事が出来ませんでした。だからプレイセラピーを通して息子の言いたい事を引き出してくれたりするうちに、足を引っ掛けるようなのも少し減ってきました。全然なくなりはしませんが、良くなっています。
切れる現象ですが、ASなどの本を読んだりして(私はインターネットのみで情報を探しましたが)、三月うさぎさんのおっしゃるように自分が専門家になる方が医者に頼るより確かではないかと思いました。薬を飲ませるという精神科医にも出会いましたが、原因がなくならなければ、薬でおとなしい子にしても意味がないと思い、薬は最後の手段にと思いました。それでもこんなに家の中が家庭内暴力のようなら薬を飲ませた方がいいのかと思ったりもしましたし、こんな子、生まれて来ない方が良かったと泣き明かしたりもしました。
一口にASと言っても幅が広くて、どのタイプに当てはまるのかによると思いますが、うちの場合は、先ず、予定を細かく予め知らせる事がとても大事でした。
それから親が子どもに伺いを立ててご機嫌を取ってると周りにひんしゅくをかいましたが、全ての予定、行動は、「これするからね」ではなくて、「これするけどいいかしら?」と疑問文で彼の承認を得てから実行し、命令口調は止めました。
言葉を文字通り受け取るので、決して「そんな子は家の子じゃありません」とか「馬鹿じゃないの」などとは言ってはいけません。でも成長するにつけて、馬鹿じゃないの、とは表現の一つで本当にそういう意味ではない、と分かるようにもなってきました。
最近切れたのは、やっと出来た近所の友達と外に出て遊ぼうとしている時に主人が帰ってきて「お昼を食べるまで外に出るな」と言った時でした。その時は私が銀行に行っていて留守で、お昼を食べようにもお昼が準備出来ていませんでした。出かける前にきちんと聞いていたら切れなかったと思いますが、出ようとしている気持ちを挫かれて一種のパニックになったようで、2階のテーブル3つとその上の物全てを階段から投げ落としました。
前はテレビを投げ、その後、パソコンもパイプ椅子で叩き割ったので、今回はテーブルで良かったです。
彼は「待って」と言う癖があります。
それで友達が待ってなかったりすると切れたりもしていました。前はテレビゲームで、バトルの時に待ってと言ったのに友達が攻撃してきたので負けたかなにかで切れて大変でした。最近、待ってと言われても待てない事だってあるんだよ、と教えようとしています。
近くにいる私(母親)が、今、子どもが何に困っているのか、その理由をよく観察して、それを回避するにはどうしたらいいのか、と考えて色々試しています。
切れている最中に何か言うと切れるのが長引いて、収集がつかなくなります。暫く落ち着いてから、フラッシュバックにならない程度に理由を聞いて、その解決策を一つずつ考えていくのも一つのやり方だと思います。
あまり参考にならなかったかもしれないのですが、ここには色々なタイプの方もいるので、詳しく症状などを書くと、こうしたら良かったなどのレスがついたりします。当事者からのレスは特に貴重な参考となりました。そうやって試行錯誤でやっていくうちに早、4年が経って、息子もかなり変わりました。
応援しています!
|
|