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初めまして。(^o^)/
私は発達障害だけでなく、身体障害も抱えています。
▼タカヒロさん:
>今、自分が思っていることがあります。
>それは、健常者ってなんだろう、ということ。
>身体面・精神面の両方において考えられることではあるのですが、ここではアスペルガー(自閉症スペクトラム)に限定して考えています。
>
>健常者ってなんだろうと思うに至ったきっかけは、個人的なことで恐縮ですが、自分に恋人ができたことです。
>そして、彼女と過ごす時間が増えるにつれて、もしかして彼女はアスペルガーではないかと思うようになりました。
>(中略)
>アスペルガーについて、高機能自閉症について更に詳しく調べていくうちに、自分の父親もまたアスペルガーに近いことに気がつきました。
>近いというより、そのままアスペルガーに見えます。どうして今まで気がつかなかったのか、驚きの気持ちが今もあります。
>
>更に、アスペルガー症候群の方が運営されているウェブサイト(ペンギンクラブ/ペンギン日記・http://www2u.biglobe.ne.jp/~pengin-c/index.htm)の文章を拝読していた時に気付いたことがありました。
>管理人の方が書かれていること、心の動き、考え方などが、僕のものとほとんど同じだったのです。
>こういう考えをアスペルガーと呼ぶのならば、僕もまたアスペルガーに近いということではないか?
実際、判断の基準はドクターによりまちまちです。
私も4歳のときに「自閉症」の診断を下され、その後「高機能自閉症」→「AS」という遍歴がありますが、現在の医療機関では「グレーゾーン」だといわれています。
たまたまWebサイトの管理者と自分が似ているからという理由だけで、自分もASであると疑うことは問題があると思いますが、疑わしいと感じて医療機関の門を叩いたりすることはむしろ当然のことだと、私は考えております。
医療機関で診ていただく、というのは自分自身を変えるための第一歩であって、その結果ASでないことが判って納得できればそれもよし、ASだと判ってしまってさあこれからどうする、という段階に至ったときに、ドクターやカウンセラーの方に水先案内人になっていただくのもよし、何れにしても、ただ(自分自身を)ASじゃないのかと疑うだけで次の行動がなければ希望の光は届かなくなります。
その意味では、発達障害に関連するWebサイトを訪れたことが本当の意味で第一歩になるかと存じます。
>ここで明確にお断りしておきたいのは、僕は自分にレッテルを貼って、勝手に自分を病人にして喜びたいのではありません。仲間に入れてもらって不幸に酔いたいわけでもありません。
>アスペルガーとは別種の軽い精神障害を持っていることもあり、そういうことには興味がありません。
どんな病気でもそうですが、健康状態を保つために我々は医療機関を利用しているわけです。自分自身が成長したい、という思いがあれば、診察を受けることも、「館」に参加されることも有意義なものになるかと存じます。
>社会的に境界線が必要なのだということはわかる気がします。
>自閉症傾向が強い場合、それに名前をつけておいたほうがいいような気もします。
>灰色のままでいいではないかと言ってる訳ではありません。
確かに一般の病気でも「グレーゾーン」というのはありますが、発達障害の場合は「グレーゾーン」の領域が非常に広いという特徴があります。
メカニズムの解明が比較的進んでいるADHDでも「グレーゾーン」の比率はかなり高いと思います。
ASの当事者はコミュニケーションに困難を感じることが多いですが、コミュニケーションがそれほど重要でない環境においては、当然不便は感じません。
ここが、身体障害者との大きな違いかと感じています。(身体障害者なら、車椅子が必要なケースであれば日本全国どこでも車椅子が必要な環境ばかりです)
>つまり僕は、「なんだ、結局みんな仲間なんじゃないか」と思ったのです。
>そして、こう考えることで、精神的な負担が軽くなり、他人と接するのが少し楽になるような気がしたのです。
>専門家の先生にアスペルガーと診断を下された人同士であれば、コミュニケーションしやすいかと言えば、そうでもないんじゃないかと思います。
>仲間だから仲間の考えてることがわかる訳じゃないと推測します。
>なら、今まで健常者だと思っていた人が、実は健常者じゃなくて自閉症傾向の弱い人だったのなら、コミュニケーションがしにくくても特に不思議じゃない。
>むしろ、相手を「ちょっと自分に近い人」と思うことができるんじゃないでしょうか。
>健常者にはわかってもらえない、って悩まなくても済むんじゃないでしょうか。
確かに視点を変えるとそうかもしれませんね。
「グレーゾーン」の基準の設定次第では3人に1人くらいは「グレーゾーン」になってもおかしくないです。
定型発達の人でも、コミュニケーションに煩わしさを感じている人は多く、看過できないと思います。
ただ、発達障害を特徴付けるものはコミュニケーションだけではありません。
もし貴方が発達障害を疑うのであれば、次のような傾向に当てはまっているかどうかも確認したうえで今後の対策を練られたほうがよろしいかと存じます。
●特定の種類の楽器の音や、特定の種類の物音が極端な騒音に感じることがある。(聴覚過敏)また、タートルネックのセーターが着られない。(触覚過敏)
●極端に平衡感覚が悪かったり、手先が極端に不器用だったりする。運動神経も異常なほど劣っている。(協調運動障害)
●複数の物事を並行して処理することができず、仕事中に電話や来客の応対が必要になるとパニック状態になることがある。
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