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▼ジョンさん:
こんにちはー。kazeさん、横入り失礼します。
18歳のAS傾向の息子を持つユニコーンと申します。
とても共感できる内容だったので、思わずレスさせていただきます。
>社会性に欠け、家族とのコミュニケーションもうまくいかず。
>仕事やこだわらなくてもよいところにこだわり、
>家内とも19年間うまくいきませんでしたが、ようやく最近、
>家内の理解も得られるようになり、何とかやっています。
長い道のりだったと思います。
診断もそんなに前ではないのですよね。発達障害のことなど
ほとんど知られていなかった長い年月ご苦労さまでした。
先日、息子と心理学(っぽい)話をしていて
「自分を変えたい?」
と聞いたら、即座に
「いや、ぼくはぼくのままがいい」
と、彼が答えたのです。ちょっと、意外で(というか驚いて)
「私は変われるものなら変わりたいけど・・・」
とお茶を濁しましたが。
彼がどうしてそんな風に言い切れるのか、としばらく戸惑ったあと、
じんわりと嬉しくなってきて・・・彼は自分を肯定している、
そう思うと今度はたまらなく嬉しくなりました。
彼は自分は普通ではない、とずっと前から思っていたそうです。
そんな彼が、その普通でない自分を認めている、と分かったからです。
私は、最近まで発達障害という言葉さえ知らずいました。
彼の幼いころは彼にもうちょっと「普通」になってもらいたい、
と思い続けてきました。
その私が、彼は彼、と認めてあげられるまでに長い年月がかかりました。
>しかし、私は、現在の自分を否定してしまうと、自分ではなくなるような
>気がしました。私は、アスペルガーの総てが否定されているわけではない以上
>人と同じ能力を持つ部分について、悲観的にならずに、
>部分的でもよいから感情を持つなら、感情を、何かできることがあるなら、
>できることを、尊重してあげる(尊重してもらう)ことはプラスに働くのでは
>ないかと思っています。
本当に、そう思います。当たり前のことですが、人から肯定される、
尊重されるということは「人間」として必要なことだと思います。
できないことが多い発達障害の人は、できたときに肯定されるより
できないときを責められることが多いので、その肯定感を味わうこと
が少ないのですよね。
>何かと、できないところに注目が行き、できるところは、忘れられがちですが、
>アスペルガー者が、自信喪失から回復できるのは、すこしでもできるところ
>に気づく、気づいてもらうことからの出発ではないかと思っています。
>アスペルガーだからすべてだめなわけではなく、わずかかもしれないが、
>脳の障害を受けていない部分がある以上、できるところがあるのではないかと
>思っています。社会に認めてもらいたいということではなく、自分はじぶんなんだ、
>人として尊重して欲しい、というささやかな願いが叶ったとき、アスペルガー者に
>とって、自信が回復されるのではないかと思っています。
自分は自分、この言葉は胸にしみます。
息子は、まだ学校という優しい仕組みに守られていて、この先
社会に出た時、本当の試練に会うのだと思いますが、
「自分のままでいい」ずっとそう思っていて欲しいと思っています。
これからも、平坦な道ではないと思いますが、ジョンさんが、
自分らしく生きられるように祈ってます。
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